ＱＢＮＨＤ、今期税引き前を一転98％減益に下方修正、配当も無配転落

　キュービーネットホールディングス <6571> が5月15日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年6月期第3四半期累計(19年7月-20年3月)の連結税引き前利益は前年同期比0.2％増の12.5億円となった。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の21.1億円→0.4億円(前期は18.9億円)に97.8％下方修正し、一転して97.5％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結税引き前損益も従来予想の9.6億円の黒字→10.9億円の赤字(前年同期は10.8億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　業績悪化に伴い、従来19円を計画していた期末一括配当を見送り、3期ぶりに無配転落(前期は19円)とする方針とした。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結税引き前利益は前年同期比75.6％減の1億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の8.9％→2.8％に急悪化した。

株探ニュース