2. 建具関連事業
ステンレスサッシとドア(框ドアや強化ガラスなど)を主力製品とし、主に自動ドア開閉装置とセットで販売している。ステンレスサッシの設計は建物への納まりに対して0.1ミリの精度が求められ、強度や水漏れ防止、耐風圧などの基準をクリアーできるよう構造にも配慮している。同社グループでは、ステンレスサッシ製造の経験と実績によって蓄積されたノウハウをデータベース化し、最新のCADシステムをフルに活用する設計体制を構築しており、顧客へのベストな仕様提供を目指している。ステンレスサッシなどの主要な建具は、アートテックスが札幌・盛岡工場で製造を担っている。札幌工場は1991年より、盛岡工場は1996年より操業しており、両工場とも2006年12月にISO9001の認証を取得した。
3. その他事業
駐輪システムの販売・管理・運営及び駐輪ラックを販売する駐輪システム事業を手がける。自動ドア関連事業の保守サービスと同様に、駐輪システムも24時間365日のアフターサービス体制を整備し、狭小地への駐輪ラックの設置から大規模駐輪場運営まで幅広く対応できる商品を取り扱っている。そのほか、(株)トルネックスの販売代理店として分煙システム「トルネックス」の販売・設置・保守を行う環境機器事業や、入退室管理・セキュリティゲート・防犯対策品を販売するセキュリティ事業、BCP対策の一環として可搬型蓄電システムの販売なども行っている。
また、2024年1月に連結子会社化したワイズ・コーポレーションは、遠隔管理により利用者のICカード登録・削除、扉の開錠操作、利用履歴確認などを行う制御システムの企画・開発・製造を行う。工場、オフィス、商業施設などにロッカーとシステムを組み合わせ納入している。自社製品としては、ネットワークに接続された各ロッカーを集中管理できる、QRコード・ICカード・パスワード対応のセキュリティキャビネット「SmartCabitスマートキャビット」を販売している。同社では、ワイズ・コーポレーションと自動ドアのセキュリティ機能・センサー監視機能・制御機能などを共同で研究開発する計画であり、商品開発の内製化を目指す。加えて、同社が自動ドアを据え付けたマンション、オフィスビルのオーナー、管理会社などエンドユーザーを通じたワイズ・コーポレーション製品の拡販などシナジー効果も見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
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