ＦＣＨＤ、今期経常を一転14％減益に下方修正、配当は5円増額

　ＦＣホールディングス <6542> [東証Ｓ] が6月1日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年6月期の連結経常利益を従来予想の12億円→10億円(前期は11.6億円)に16.7％下方修正し、一転して13.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.4億円→6.4億円(前年同期は8.9億円)に23.8％減額し、減益率が6.3％減→28.6％減に拡大する計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の22円→27円(前期は1→1.1の株式分割前で25円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　国内事業は、受注高、売上高、利益ともに前期を上回る水準で推移していますが、海外事業では、新型コロナウイルス感染症の影響に加えて、展開する地域の政情不安などにより、予定していた一部のプロジェクトで実施延期や規模縮小が生じ、期首計画値を大きく下回り、この回復は来期にずれ込む見込みとなりました。　上記を踏まえ、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が 2022 年 8 月 10 日に公表した連結業績予想を下回る見通しとなったため、通期業績予想を修正いたします。

　　当社グループは、2023 年 6 月期で、持株会社体制移行から５周年を終えるとともに当社設立母体企業（現在の子会社(株)福山コンサルタント）の創業から起算すると７５年目を迎えました。この道程は、ひとえに株主様を筆頭に多くのステイクホルダーの皆様のご理解とご支援の賜物でございます。　2023 年６月期の連結業績予想については前段のとおりを見込みますが、今日までご支援いただきました株主の皆様へ感謝の意を表するため、当期の期末配当金を前回予想の 22 円に 5 円の記念配当を増額して、1 株当たり 27 円といたします。