「データセンター」が18位にランク、「電源近接型」の導入拡大に期待<注目テーマ>
1 フィジカルAI
2 人工知能
3 金利上昇メリット
4 半導体
5 地方銀行
6 防衛
7 ペロブスカイト太陽電池
8 親子上場
9 TOPIXコア30
10 ロボット
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「データセンター」が18位となっている。
22日の米株式市場は主要株価3指数がそろって上昇し、ハイテク株が堅調に推移した。エヌビディア<NVDA>の先端半導体の中国出荷を巡る楽観的な見方が広がったことが背景にある。AIデータセンターの建設計画を巡る出資交渉で、一部投資会社が撤退したことが明らかになり下押し圧力が高まったオラクル<ORCL>は、22日まで3連騰と戻り歩調となっている。同社を巡っては強気評価を崩さないアナリストも存在し、AI半導体関連株に対する物色意欲回復の一助となっている。
こうしたなか、23日付の日本経済新聞朝刊は「東京電力ホールディングス(HD)は柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)周辺でデータセンターを開発する方針だ」と報じた。異業種と連携し、電源と情報通信インフラを一体運営し、AI向け電力需要を取り込むと伝えている。東京電力ホールディングス<9501.T>の柏崎刈羽原発については、再稼働に向けた地元合意の手続きが完了する見通しとなっている。国内での電源近接型データセンターの導入拡大の可能性が改めて意識される報道となった。
データセンター関連株に関しては、米株式市場のムードを引き継ぐ形で電線株は前日に大きく上昇した。きょうの電線株は利食い売りが先行したものの、フジクラ<5803.T>はしっかり。古河電気工業<5801.T>はプラス圏に浮上する場面があった。電気・通信工事を手掛けるエクシオグループ<1951.T>やミライト・ワン<1417.T>、配電制御設備のかわでん<6648.T>などが堅調推移。通信用光部品の湖北工業<6524.T>が4連騰となっている。
出所:MINKABU PRESS
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