日経平均;28626.31;+168.63TOPIX;2044.58;+12.07
[後場寄り付き概況]
後場の日経平均は前日比168.63円高の28626.31円と、前引け(28656.19円)からやや上げ幅を縮小してスタート。ランチタイム中の日経225先物は28540円-28670円のレンジで弱含み。ドル・円は1ドル=133.80-90円と午前9時頃とほぼ同水準。アジア市況は上海総合指数が前日終値近辺で始まった後は堅調で0.6%ほど上昇している一方、香港ハンセン指数は上昇して始まった後に一時1.6%超に上げ幅を広げた後は上値が重く0.6%ほど上昇している。後場の東京市場は前引けに比べやや売りが先行して始まった。前場に、日銀について「長期緩和の検証実施へ」と報じられたことを手掛かりに一時的に株価が下落する場面があったが、報道では、今日まで開く日銀金融政策決定会合では長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の修正を見送る見通しだとも伝えられたことから、市場ではやや安心感が広がったもよう。ただ、後場寄り段階では金融政策決定会合の結果は公表されておらず、結果を見極めたいとするムードは継続しており、積極的な買いは手控えられているようだ。
セクターでは、電気・ガス業、パルプ・紙、倉庫運輸関連が上昇率上位となっている一方、化学、鉄鋼、卸売業が下落している。東証プライム市場の売買代金上位では、マキタ<6586>、JVCKW<6632>、関西電<9503>、キッコーマン<2801>、新光電工<6967>、イビデン<4062>、富士電機<6504>、MRO<3064>、NRI<4307>、デンソー<6902>が高い。一方、信越化<4063>、日立<6501>、キーエンス<6861>、レーザーテック<6920>、第一三共<4568>、富士通<6702>、ルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>、日本製鉄<
5401>、ファナック<6954>が下落している。
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