日経平均は4日続伸、防衛関連や電線株がけん引し一時40000円台回復
米国市場でナスダックが強い動きをみせたことから、東京市場はハイテク株を中心に買い優勢となり、日経平均は4日続伸スタートとなった。昨日同様、ソフトバンクグループ<9984>や防衛関連や電線株などがけん引し、日経平均は後場に40000円台を一時回復する場面も見られた。40000円到達後も上げ幅を一気に縮小することはなく、しっかりとした値動きのまま大引けを迎えた。
大引けの日経平均は前日比312.62円高(+0.79%)の39958.87円となった。東証プライム市場の売買高は18億7279万株。売買代金は4兆6322億円。業種別では、非鉄金属、その他製品、機械、不動産、パルプ・紙などが上昇した一方、電気・ガス、医薬品、倉庫・運輸関連、食料品、化学などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は38.8%、対して値下がり銘柄は56.9%となっている。
日経平均採用銘柄では、三菱重工<7011>が後場一段高となるなど、川崎重工<7012>、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>など防衛関連が総じて上昇。また、フジクラ<5803>、住友電工<5802>、古河電工<5801>など電線株も連日で買われた。このほか、旧村上ファンド系による大量保有が伝わったことで王子HD<3861>も上昇。ニデック<6594>、日立<6501>、TDK<6762>、ソニーグループ<6758>などが買われた。
一方、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、スクリーンHD<7735>など半導体株の一角が弱いほか、日野自動車<7205>の下げが目立つ。このほか、サッポロホールディングス<2501>、富士電機<6504>、住友ファーマ<4506>、ニトリホールディングス<9843>、安川電機<6506>などが下落した。
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