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NITTAN、総177社との信頼築く老舗企業 エンジンバルブ等の高い技術力を武器にモビリティ業界のカーボンニュートラルに貢献

投稿:2024/03/18 19:00

0.講演者プロフィール

李太煥氏:株式会社NITTANの代表取締役社長の李です。本日は、当社Webセミナーに参加いただき誠にありがとうございます。当社は、内燃機関の最重要部品であるエンジンバルブとその周辺部品を主力製品として、製造・販売している会社です。

製品そのものはエンジンの奥深いところに隠れており、世の中にはあまり知られていない製品・会社です。そのため、機関投資家からは「もっとアピールしたほうがいい」とよく言われます。本日はみなさまに当社をアピールしたいと思いますので、是非、ご関心を持ってお聞きください。

本題に入る前に自己紹介をします。私は、株式会社NITTANの代表取締役社長の李太煥です。日本人ではないことは、名前からすぐにわかると思います。韓国のソウル生まれ、ソウル育ちの韓国人です。ソウルの中でも有名な歌でおなじみの江南出身です。

55歳でリターンライダーとなり、オートバイツーリングとスキーを趣味として、アクティブな中年生活を過ごしている59歳、年男です。

前職は、韓国の自動車メーカーのKIA自動車でエンジンの設計をしていました。韓国初の独自開発エンジンを設計するというのが、当時の私に与えられた使命で、非常にやりがいのある仕事でした。

当時の韓国の自動車メーカーは、日本や米国にロイヤルティを払う、ライセンスエンジンしかなかったため、独自開発エンジンは国を挙げたプロジェクトでもありました。おかげさまで、無事に開発を成功させ、量産にたどり着くことができました。市場での評価の良さに、正直、うぬぼれていた時期もありました。

NITTANとの出会いは1990年頃です。私がNITTAN製バルブリフターの採用を承認する立場となり、何度か訪問したことが運命的な出会いの始まりでした。当時、NITTANの仕事ぶりは非常に真面目で、正確で、信頼できるものでしたが「かなりスピード感がないな」と感じました。

その後もエンジニアとしてのキャリアを順調に積みましたが、1994年頃にKIA自動車が経営的危機に直面したため、退社を決めました。日本での留学経験を活かすために、日本企業への転職を考えるに至ったのが、1995年の春のことでした。

悩んでいたところ、NITTANから「一緒に働かないか?」と誘われました。その時の誘い文句は「あまり仕事はないが、あなたに韓国の仕事を任せたい」「週2、3日働けばいいと思う」という魅力的な提案でした。そのため、誘いを受けましたが、その後の3年間は一切休めませんでした。

NITTAN社員になってからの最初の仕事は、韓国合弁事業を成功させることでした。こちらは順調に進み、子会社を3社持つグループ会社に成長させることができました。その後「日本で暴れてみろ」と言われ、2007年度に韓国日鍛からNITTANに転籍し、現在に至ります。

見た目は日本人とあまり変わらず、日本語も話しているため、外国人らしく見えないかもしれませんが、違った目線と感覚、切り口で、会社の発展と日本社会へ少しでも貢献できるよう、日々努力していく所存です。

本日の構成

本日は4部構成でご説明します。1部と2部は私から、3部と4部は経営企画部担当執行役員の村山からご説明したいと思います。

1-1.会社概要

会社概要です。本社は、神奈川県秦野市と東京都新宿区の二本社制です。製造拠点は後ほど詳しくご説明します。設立は1948年で、今年で76周年を迎えました。前身である恩加島鉄工所を含めると、創業100年の老舗企業です。

世界的に見て、70年続く企業は0.8パーセントで、100年続く企業は0.3パーセントしかないそうです。その0.3パーセントのうち、40パーセントが日本企業だそうです。その理由は、従業員を大切にするからだといわれています。

そのような理由もあってか、当社従業員の平均勤続年数は長く、平均年齢は高くなっています。また、肝心なこととして、当社は日本で初めてエンジンバルブの量産化に成功した会社です。

1-2.国内工場の所在地(神奈川県秦野市)の紹介

国内生産拠点の所在地である、秦野市についてご紹介します。神奈川県の湘南地域北部に位置し、人口は16万人で、環境省の「名水百選」に選ばれるほど自然豊かな場所です。東京から1時間程度でアクセスができる利便性の高い地域で、週末は丹沢や峠道などが多くの観光客で賑わいます。

当社はCSRの一環として、複合スポーツ施設の「おおね公園」のネーミングライツを取得しました。「NITTANパークおおね」として、地域の方々に親しまれています。

1-3.国内工場の所在地(山口県山陽小野田市)の紹介

2つ目の国内拠点がある、山陽小野田市についてです。有名な日本酒の「獺祭」で知られる山口県の南西部に位置し、秋吉台・秋芳洞、角島・角島大橋、関門海峡など有名な観光地に隣接しています。

私も訪れる度に食べていますが、イカ刺しが本当においしい所です。ぜひ、みなさまもお試しください。

1-4.NITTANが培ってきたコア技術の紹介

NITTANのコア技術についてご説明します。当社は設立の趣旨にもあるように、鍛造技術が一番のコア技術となります。主に熱間鍛造技術で、複雑な形状を精密に鍛造・成形する技術であり、自慢のポイントでもあります。

2つめは、過酷な使用環境で要求される材料特性を持つ金属を溶かして、必要な部位に溶着させる盛金技術です。これは、当社がもっとも得意としている分野です。3つめはコストや機能を満足させるために異なる性質を持つ金属を接合し、一体化させる接合技術です。

4つめは、製品を規格寸法に正確に仕上げる加工技術です。この4つのコア技術を駆使し、NITTAN特有の製品を世に送り出しています。

1-5. 当社のルーツ

先ほども少し触れた、当社のルーツについてご説明します。当社の前身である恩加島鉄工所は、1924年に「日本の鍛造業を立派なものにしたい」という志を持った柴柳新二により大阪市に設立され、日本で初めてエンジンバルブの量産化に成功しています。

その後、1937年に日本鍛工株式会社を設立し、恩加島鉄工所を合併しました。1938年に川崎工場を設立し、現在の株式会社シンニッタンに、その脈が継がれています。また、1941年に設立した尼崎工場は、現在の日本鍛工株式会社に事業が引き継がれています。

そして、1943年に日本鍛工株式会社は秦野工場を設立し、航空機用エンジンバルブの製造に踏み切るようになりました。当時は戦時中であったため、その時代的な背景により作られた工場であったと理解しています。

1-6. 当社の成り立ち

終戦後、企業再建整備法により秦野工場が分離・独立し、日鍛バルブ製造株式会社となり、ここからが当社の歴史の始まりとなります。そして1961年に日鍛バルブ株式会社に商号を変更し、2022年までこの社名で事業を続けてきました。

その後、2022年に「世の中の電動化の動きに真摯に向き合う」という決意を込めて、社名を株式会社NITTANに変更し、本日に至っています。社名変更に込めた思いをかたちにすべく、エンジンバルブに限らず、電動化領域にも果敢に挑戦していきたいと思っています。

1-7. 事業領域(主な生産品目)

当社の事業領域と主な生産品目をご紹介します。スライドに記載したとおり、小型エンジンバルブ事業・舶用部品事業・歯車事業・PBW事業・その他事業の5つの事業領域で構成されています。その他事業には、リフター事業、生産設備事業、水耕栽培によるアグリ事業が含まれています。

1-8. 連結売上高及び事業領域(セグメント)別比率

連結売上高および事業セグメント別比率です。スライドには2023年3月期の実績値を記載しています。

主力の小型エンジンバルブの比率が、81パーセントと依然として高い状況ですが、後ほどご説明する当社の中長期経営ビジョン「NITTAN Challenge 10」を確実に推進することで、事業の多角化を目指していきます。

1-9. 当社主要製品の搭載箇所

スライドは当社製品の搭載箇所を表した資料です。エンジンバルブとバルブリフターは、エンジンの上部にあるシリンダーヘッドに組み込まれています。また、精密鍛造歯車は、自動車の後輪の間のリアデフケースの中や、オートマチックトランスミッションの中に組み込まれています。いずれも、一般ユーザーが目にすることがほとんどない部分に潜んでいます。

1-10. グローバルシェア 〜(エンジンバルブ当社推定シェア)〜

当社のグローバルシェアに関する内容です。各事業領域においてトップシェアを持つお客さまと取引をしており、その結果がスライドのグラフに表れています。

1-11. NITTANグループ生産拠点 (青:国内,赤:海外)

NITTANグループの生産拠点です。国内は、先ほどご説明したとおり、神奈川県秦野市と山口県山陽小野田市に、それぞれ拠点を構えています。

海外はASEANおよびアジアに12拠点、北米および欧州に2拠点を設けています。会社の規模にしては海外拠点が多いですが、これは現地に進出していたお客さまからの強い要請によるものです。

1-12. NITTANグループ各拠点の生産能力

各拠点の生産能力はスライドの表のとおりです。年間で2億5,000万本以上の小型エンジンバルブ、約1億個のバルブリフター、500万個強の歯車を生産・供給しています。

1-13. 主要お取引先様の紹介

主なお取引先さまのご紹介です。NITTANグループは、主に自動車メーカー・オートバイメーカー・舶用エンジンメーカーなど、グローバルで総177社のお客さまと取引を行っており、相互信頼関係を維持しています。

1-14. 国内・海外 主要お取引先様比率(連結売上高)

スライドは、国内および海外の主なお取引先さま別のシェアを表したものです。国内においては系列に属さない強みが表れており、海外では地産地消のニーズに応えています。

1-15. 生産改善活動(NPM活動)について

当社が長年取り組んでいるNPM活動についてご説明します。NPMとは「NITTAN Productive Maintenance」の略称で、無駄を省き、生産部門だけではなく、すべての部門において生産性を究極まで高めるための活動です。「ものづくり」と「人づくり」を向上させ、勝ち続ける強い会社を目指しています。

1-16. 生産改善活動(NPM活動)について

NPM活動の詳細についてご紹介します。個別改善テーマを取り上げ、活動を展開し、それを現場で発表しながら指導を受けることで、さらなる改善につなげています。またNPM道場での教育を通じて、人材育成にも力を注いでいます。

1-17. 各種受賞実績

各種受賞実績です。多くのお客さまから受賞しており、海外子会社が受賞している内容まで含めると、書ききれないほどの数におよびます。

1-18. カーボンニュートラルへの取り組み

当社のカーボンニュートラルへの取り組みについてです。当社は2022年度に、スライドに記載のとおり会社方針を定めました。海外子会社も含めてこの目標達成に向け、できることからコツコツと活動を展開しています。

主な活動内容は、再エネ、すなわち太陽光発電の積極的な活用と、徹底的に無駄を省く省エネ対策を展開することです。この数値目標達成のために、引き続き努力していきます。

2-1. 当社グループのパーパスについて

中長期経営ビジョンについてご説明します。当社グループのパーパスは、「当社が保有するあらゆる技術を駆使し、モビリティ業界のカーボンニュートラル実現に貢献していく」です。

このように設定した理由は、カーボンニュートラル実現のためには、電動化だけではなく、内燃機関を活用した全方位的なアプローチが必要であり、それに必要な技術力を持ち備えている会社だからこそできるものだと判断したためです。

2-2. NC10 (NITTAN Challenge 10)

当社の中長期経営ビジョンである「NC10(NITTAN Challenge 10)」についてご説明します。スライド下段に示したとおり、4つの柱で新しいNITTANの中長期経営ビジョンを進めています。

VISION Ⅰは、既存内燃機関部品の付加価値を高めることにより、事業の拡大を目指すものです。VISION Ⅱは、電動化領域への積極的なアプローチで新たな事業を開拓することです。VISION Xは、「愉快な開発」をテーマに、SDGs関連アイテムをユニークな発想を持って挑戦することを意味しています。

また、スライド上段に示しているように、明確な数値目標も掲げています。

2-3. 主要自動車市場の規制動向

「NC10」を進める上で、自動車業界の規制や販売動向を熟知しておく必要がありますので、その内容についてご説明します。

世界の内燃機関車の販売規制や排気ガス規制をスライドに記載しました。2035年から内燃機関車の販売を禁止する規制が多い中、米国ではTier4排気ガス規制が検討されており、各自動車メーカーへの影響が懸念されています。

また、英国を含む欧州では、内燃機関車の販売延長やe-fuel(合成燃料)を使用する内燃機関を認める方向で規制が修正されています。

2-4. 自動車メーカー 電動化の動向

スライドは各自動車メーカーの電動化の動向です。各社まちまちの戦略となっています。

2-5. 乗用車 パワートレイン予測 -2020〜2040-

スライドは乗用車用パワートレインの長期予測です。変動が激しく、現時点では正確に予測するのは困難な状況とも言えます。早ければ2030年にも電動車が主流になっていくが、ICE(内燃機関)も一定量残ると予測されています。

2-6. 商用車 パワートレイン別販売予測 2020〜2040

スライドは商用車向けのパワートレインの長期予測です。当面はICE(内燃機関)が主流であり、電動化には時間がかかる見込みとなっています。

2-7. 自動2輪 パワートレイン予測 -2020〜2040-

スライドは自動2輪車のパワートレイン予測です。スクーターは街乗りメインのため、電動化が加速すると思われます。しかし、私も趣味として楽しむバイクは、やはりICEが一定量残ると推測されています。

2-8. 船舶 パワートレイン燃料予測 2020〜2040

舶用パワートレインは、電動化の動きよりもGHG(温室効果ガス)フリー対応技術がメインになる見込みです。

2-9. パワートレイン動向予測 まとめ

スライドはすべてのパワートレインの2040年予測をまとめた表です。業界によっては依然としてICEがメインになる予測です。そこで当社は「NC10」開発を通じて、両方のニーズにしっかりと応えていきたいと思います。

2-10. NC10開発のターゲットアイテム

「NC10」開発のターゲットアイテムには、スライドに記載したようなものがあります。「VISION Ⅰ」では、底面鏡面化バルブやハイパー中空バルブがあります。これは内燃機関、ICEの燃費改善に役立つアイテムです。また、舶用中空バルブやGHGフリー対応バルブなど、ICEが長く残る分野においての開発も進めています。

そして「VISION Ⅱ」では、電動化に向けたヘリカルギアや減速機、燃料電池用のローター、まったくの異業種である設備用精密部品などの開発を進めています。詳細については後ほどご説明します。

2-11. VISION I(ICE領域)の開発状況

「VISION Ⅰ」アイテムの開発状況です。底面鏡面化バルブはすでに2拠点で生産を開始しています。そして、需要増加により、さらに1台の設置が完了したばかりです。

また、ハイパー中空バルブは、北米での燃費規制であるTier4対応のために、多くのお客さまから引き合いをいただいている状況です。舶用中空バルブおよびGHGフリー対応バルブは、2024年以降、量産を目指してお客さまと開発を進めています。

2-12. VISION II(EV領域)の開発状況

「VISION Ⅱ」アイテムは、設備用部品は去年から量産をすでに開始しており、受注品目が増え、増産傾向にあります。しかし、FC用の部品であるローターは、お客さまのご都合により、量産が延期されている状況です。

一方で、同じ機構のアイテムである電動ターボ用のローターおよびその軸受けの引き合いを新たにいただいている状況です。

2-13. 減速機(Nixtroid)について

減速機(Nixtroid)は、「VISION Ⅱ」アイテムの中でも目玉商品と言えます。トロコイトタイプ減速機を、NITTANのアイデアで改良したもので、その由来から「Nixtroid」という名前をつけています。

コンパクトかつ高トルク対応の開発を目指しており、現在は電動アシスト自転車に的を絞って開発を行っています。しかし市場では、電動自動2輪車や小型モビリティ、AGVなど多様なニーズが予想されており、拡販も期待できるアイテムだと判断しています。

2-14. 電動過給部品について

電動過給部品とは、当社のコア技術を駆使して開発した高精度な回転ローターと、その軸受けのことです。お客さまの量産日程に合わせて対応していきたいと思います。

2-15. VISION X(SDGs配慮商品)の開発状況

愉快な開発「VISION X」についてです。ご紹介するのは2つのプロジェクトです。NITTANゴルフパタープロジェクトは、高精度鍛造技術と加工技術を駆使して成形を行い、プロも欲しがる唯一無二のパターを製造販売することを目指しています。

女子プロゴルフの試打会から打音の大切さを学び、打音にこだわった2種類のパターンモデルを完成させました。現在は地元のジュニア選手に使ってもらいながら、その完成度を高めているところです。ちなみに、パターの名前はそのような由来から「奏(KANADE)」です。

もう1つは、NITTANスマートアグリプロジェクトです。自宅で簡単に葉物野菜を栽培できる栽培キットの開発と販売を目指しています。このプロジェクトの最終ゴールは、インドに新鮮な野菜を届けることです。

2-16. NC10目標の現在値 (23年9月基準)

「NC10」の目標値に対する現在の実績値についてご説明します。今のところ、単純積み上げで見ると、目標の1,000億円の売上には届かず、670億円から680億円レベルと予想しています。そこで、現在の開発アイテム以外の新商品アイデア創出活動を展開することに加え、M&Aによる事業拡大も視野に入れて検討を進めています。

3-1. 2024年3月期通期業績見通し総括

村山誠治氏:2024年3月期の期末業績見通しについては、全世界的な自動車生産の回復とインフレ分の価格改定、生産性向上により、増収増益を見込んでおり、2023年10月31日に上方修正を発表しています。

また、この見通しは、期首の為替レートを据え置いた予測であり、円安が続けば、さらなる増収増益が見込まれます。

3-2. 中期経営計画

中期経営計画です。スライドの表は2024年3月期の見通しを予測値として追記したものです。その他は期首の計画と変更はありません。収益性や投資効率の改善を継続し、ROEについては8パーセントを目指しています。

また、既存事業の安定的な営業利益を「NC10」投資に回し、さらに収益性および投資効率を高め、PBRの改善にも努めていきたいと思っています。

3-3. 連結売上高および連結営業利益の推移

スライドは連結営業売上高および営業利益率の推移を2019年度から表したグラフです。コロナパンデミックや半導体不足から徐々に脱却し、市場の回復を見込んでいますが、当社としては、さらなる成長を目指し「NC10」活動を進めていきます。

4-1. 配当金の推移

株主還元についてです。配当はすでに発表しているとおり、中間で5円、期末で7円の計12円を予定しています。この場合、配当性向は28パーセント弱ですが、最終的には期末業績見通しをもって、増配も検討します。

4-2. 株主還元

株主還元の強化は、最重要な経営課題と捉えており、株主還元と投資のバランスをしっかりと見極めながら、安定配当の継続と総還元性向の向上を検討していきます。

配信元: ログミーファイナンス

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