ＫＶＫ、非開示だった今期経常は17％減益、未定だった配当は44円実施

　ＫＶＫ <6484> [ＪＱ] が8月12日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比16.8％減の21億円に減る見通しと発表した。
　なお、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比15.0％増の13億円に伸びる見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を22円(前年同期は22円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も22円実施する方針とした。年間配当は前期比5円減の44円に減配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年７月30日に公表いたしました「2021年３月期第1四半期決算短信」では、新型コロナウイルス感染症の拡大が、当社グループの業績に与える影響を合理的に見積もることが困難であったため、2021年３月期の業績予想を未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき業績予想数値を算定しましたので、公表いたします。　業績予想では、新型コロナウイルス感染症の影響による売上高の減少が、第１四半期中に各取引先が実施した感染症拡大防止対策等の影響により第２四半期以降に大きく現われ、その後も雇用・所得環境の悪化による消費マインドの低下により期中に亘るものと仮定しております。売上高の減少に伴い、人件費等を含む経費の徹底した見直しを行い収益力の強化に取り組んでまいりますが、通期では減収減益となる見通しであります。なお、今後の状況により修正が必要となった場合は、速やかに修正開示いたします。

　　2021年３月期の配当予想につきましては、連結業績予想と同様に未定としておりましたが、業績予想の公表に合わせて配当予想を公表いたします。　当社は、株主に対する利益還元を重要政策の一つと位置付け、経営環境および配当性向などを総合的に勘案し、成果の配分を行うことを基本方針としております。この方針に基づき、上記業績予想を前提に、前期実施した記念配当５円を除いた水準と同額とさせていただく予定です。なお、今後の状況により修正が必要となった場合は、速やかに修正開示いたします。