■プライムスト <5250> 2,000円 (+400円、+25.0%) ストップ高
プライム・ストラテジー <5250> [東証S]がストップ高。同社はWebサイトのテキストや画像、レイアウトなどコンテンツや情報を高速かつ安全に動作させる保守・運用サービスを展開する。そうしたなか、2月29日取引終了後に完全ローカル環境でのLLM実行環境導入・保守サービス「Magatama.AI」を発表した。同サービスの展開により、オープンソースの生成AI・LLMによるデジタルトランスフォーメーション(DX)成功事例を生み出し、国内事業者による日本企業のDX化を推進する構えにある。これによる業績への貢献期待を手掛かりに高水準の買いを呼び込む形となった。
■ジェイドG <3558> 2,610円 (+500円、+23.7%) ストップ高
ジェイドグループ <3558> [東証G]がストップ高。2月29日取引終了後、NTTドコモ傘下でファッションECを展開するマガシークを子会社化し、あわせてNTTドコモと業務提携すると発表。今後の業容拡大を期待した買いが集まった。マガシークの全発行済み株式(持ち株比率はドコモ75%、伊藤忠商事 <8001> [東証P]25%)のうち、ドコモ保有分と伊藤忠の3%分の合計78%を取得する。現在のマガシークとドコモの提携関係は、今回新たにジェイドGとマガシーク、ドコモの3社間で契約を結ぶことにより今後も継続する。マガシークと伊藤忠の提携関係も同様に継続する。なお、マガシーク子会社化による連結業績への取り込みは25年2月期からの予定。
■サイフューズ <4892> 853円 (+150円、+21.3%) ストップ高
サイフューズ <4892> [東証G]がストップ高。1日午後0時50分過ぎ、京都大学医学部附属病院と共同でバイオ3Dプリンターを用いた神経再生技術を開発し、世界初の「末梢神経損傷を対象とした三次元神経導管移植による安全性と有効性を検討する医師主導治験」を実施したと発表。これが材料視された。治験を行った3人の患者すべてで知覚神経の回復や機能的な回復が認められ、副作用や問題になる合併症の発生もなく安全性や有効性が確認できたという。今後この治験の成果をもとに、太陽ホールディングス <4626> [東証P]とその子会社太陽ファルマテックと協働し、再生医療の社会実装化を進めていく。
■BBDイニシ <5259> 890円 (+150円、+20.3%) ストップ高
BBDイニシアティブ <5259> [東証G]がストップ高。1日、子会社ブルーテックが簡単、安心、高コスパのRPA「おじどうさん」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。「おじどうさん」は、プログラミング知識不要で簡単にロボット開発が出来る RPAサービス。同社では「おじどうさん」のサービス開始により、営業支援/顧客管理ツールや名刺管理、グループウェア、ビジネスチャットなどによる業務効率化・生産性向上だけではなく、オフィスに散在するさまざまな定型業務の自動化による業務省力化をあわせて提案できるようになったとしている。
■AHC <7083> 850円 (+134円、+18.7%)
AHCグループ <7083> [東証G]が3日ぶり急反騰。2月29日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を2万5000株(発行済み株数の1.19%)、または2500万円としており、取得期間は3月1日から5月31日まで。より機動的な資本政策の遂行環境を整えるとともに、現在の株価水準が将来の収益性を十分に織り込んでいないとの認識から自社株買いを行うとしている。
■日シス技術 <4323> 4,085円 (+560円、+15.9%)
東証プライムの上昇率トップ。日本システム技術 <4323> [東証P]が3日ぶり急反騰。2月29日の取引終了後、3月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家がより参画しやすい環境を整えることで、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は4月1日。また、24年3月期の期末一括配当予想を40円から45円に増額修正したことも好材料視された。前期実績に対しては13円の増配になる予定だ。
■加地テック <6391> 5,450円 (+705円、+14.9%) ストップ高
加地テック <6391> [東証S]がストップ高。2月29日の取引終了後、24年3月期の単独業績予想について、営業利益を5億7000万円から7億6000万円(前期比3.2倍)へ上方修正したことが好感された。複数の大口案件が納期変更により来期の売り上げとなったことから、売上高は72億円から71億円(同18.8%増)へ下方修正したが、製造原価低減の取り組みもあり採算が改善することに加えて、経費削減の取り組みなどにより販管費が減少する見通しであることが寄与する。
■ビーウィズ <9216> 2,190円 (+282円、+14.8%)
東証プライムの上昇率2位。ビーウィズ <9216> [東証P]が続急騰。2月29日の取引終了後、株主優待制度の新設を発表しており、材料視されたようだ。2024年5月末時点で200株以上を保有する株主を対象に開始する。保有株式数に応じて株主優待ポイントを進呈。株主専用ウェブサイトにおいて、5000種類以上の商品とポイント数に応じて交換できる形とする。
■リーダー電子 <6867> 772円 (+88円、+12.9%) 一時ストップ高
リーダー電子 <6867> [東証S]が急反騰、一時ストップ高となった。2月29日の取引終了後、120万株(自己株式を除く発行済み株数の25.09%)を上限に、3月1日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。大規模な自社株買いを好感した買いが入った。買い付け価格は2月29日終値の684円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、リーダー電子は3月1日に予定通り買い付けを実施。買い付け数量120万株に対し、約定数量は112万5000株だった。
■エフ・コード <9211> 4,930円 (+560円、+12.8%)
エフ・コード <9211> [東証G]が続急騰。2月29日の取引終了後、3月31日を基準日として1株を2株へ株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ投資家が投資しやすい環境を整えることで、株式の流動性を高め、投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。効力発生日は4月1日。
■C&GSYS <6633> 355円 (+33円、+10.3%) 一時ストップ高
C&Gシステムズ <6633> [東証S]が5日続急騰、一時ストップ高となった。1日午前10時ごろ、人工知能(AI)による切削条件決定支援システムを開発したと発表。同システムの開発は金型向け工具の開発販売を手掛けるMOLDINO社、高硬度金型材加工のノウハウをもつゼノー・テック社と共同で行った。4月リリース予定の金型5軸制御マシニングセンター対応CAD/CAMシステム、CAM-TOOL(キャムツール)の最新版「V20.1」に同システムを利用した機能を搭載したという。
■旭有機材 <4216> 4,655円 (+350円、+8.1%)
東証プライムの上昇率9位。旭有機材 <4216> [東証P]が4日続急伸。同社は2月29日の取引終了後、取得総数20万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.0%)、取得総額8億6100万円を上限とする自社株買いを、3月1日午前8時45分の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)において29日終値の4305円で実施すると発表した。東証が公表する自己株式立会外買付取引情報によると、買い付け数量20万株に対し、約定数量は17万株となった。株式市場では資本効率の向上につながる施策が好感され、買いが入ったようだ。
■ユトリ <5892> 5,920円 (+440円、+8.0%)
yutori <5892> [東証G]が続急伸。1日、同社が展開するホームウェアブランド「PAMM」の東海地方初の実店舗を名古屋PARCOにオープンしたと発表しており、好材料視された。店舗内装は、ブランド初の実店舗である渋谷PARCOと同様に、数多くの商業空間のインテリアデザインや建築設計を手掛ける設計事務所ima(東京都三鷹市)と、PAMMをディレクションするアパレルブランド「spoken words project」が共同で担当。オープンを記念し、24SSコレクションアイテムの名古屋PARCO店限定カラー販売のほか、購入客全員に「PAMM オリジナル巾着」をプレゼントするとしている。
■大和コン <3816> 1,579円 (+104円、+7.1%)
大和コンピューター <3816> [東証S]が3日続急伸。2月29日の取引終了後、24年7月期の連結業績予想について、売上高を30億5000万円から31億4000万円(前期比4.5%増)へ、営業利益を5億1000万円から5億6000万円(同11.3%増)へ上方修正したことが好感された。上期において、ソフトウェア開発関連の売り上げが堅調に推移していることが要因という。
※1日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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