近年では再生可能エネルギーの導入が加速しており、発電拠点が遠隔地に集中していることから、新たな送電ルートの整備が求められている。さらに、全国的な送電線設備の老朽化に伴う更新需要に加え、電力自由化や分散型電源の普及により、双方向制御が可能な高度な送配電網への移行も進んでおり、鉄塔の新設や建替工事に対する需要の高まりが見込まれる。
一方で、工事会社が保有する鉄塔建設作業用クレーンの多くは、1990年代の送電線工事需要のピーク時に導入されたものであり、その多くが耐用年数を迎えており、現場で稼働可能な機体が不足していることが大きな課題となっている。
このような状況を踏まえて同社が開発した「CSH36-6」は、深礎基礎工事における残土の排出や資機材運搬用の機種である。従来機の作業性能を継承しながら、アウトリガー、ロワーフレーム、パワーユニット、運転席ユニットを全面的に刷新した。これにより、運搬や設置が困難な山岳地や傾斜地の現場において、組立・分解の効率化、作業性・整備性の向上に加え、クレーン作業におけるさらなる安全性の向上を実現した。「クレーン運転(5t未満)に係る特別教育」の受講により運転が可能で、クレーン運転に必要な免許や技能講習は不要。同社の販売目標は年20台。
同社は今後も、インフラ整備に貢献する製品の開発を通じて、持続可能な社会の実現に寄与する。
<AK>
この銘柄の最新ニュース
加藤製のニュース一覧- 従業員持株会支援信託ESOPの導入(詳細決定)に関するお知らせ 2025/12/05
- 第三者割当による自己株式処分に関するお知らせ 2025/12/05
- 加藤製作所---最大除雪幅を誇る「スノースイーパ S-580C2」函館空港・釧路空港への納入完了 2025/12/05
- [PTS]ナイトタイムセッション17時30分時点 上昇85銘柄・下落89銘柄(東証終値比) 2025/12/02
- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】 … 三菱重、フジクラ、SBG (11月7日~13日発表分) 2025/11/15
マーケットニュース
- 明日の株式相場に向けて=苛烈なSQバトル映すアドテストとSBG (12/09)
- 東京株式(大引け)=73円高、米半導体株高に追随し続伸も上値は重い展開 (12/09)
- 9日香港・ハンセン指数=終値25434.23(-331.13) (12/09)
- 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米金利にらみも上値の重さを意識 (12/09)
おすすめ条件でスクリーニング
加藤製作所の取引履歴を振り返りませんか?
加藤製作所の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。