会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の19.6億円の赤字→59.6億円の赤字(前年同期は7.9億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社は2021年4月に「KATO Reborn Project(以下、KRP)」を立ち上げ、事業環境に合わせた方針を策定し、早期の業績改善と将来に向けた再成長を実現していくために以下の方針・重点テーマを定め、施策を実施してまいりました。1.収益性の改善製品ポートフォリオの見直しによる収益の最大化・開発資源の集中による製品開発の加速・グローバル戦略の見直し及びサプライチェーンの再構築・抜本的なコスト構造の見直し・アフターマーケットへの更なる注力2.資金効率の改善・在庫・売上債権管理の厳格化による運転資本改善・構造改革によるキャッシュ・フロー改善 2022年3月期通期連結業績予想における売上高は、欧州等が堅調に推移した一方で、主力市場の国内及び中国においては想定をやや下回ることから、全体としては予想値から減少する見込みです。 営業利益及び経常利益については、KRPによる一定のコスト削減効果の発現はあるものの、2022年2月10日に公表いたしました「連結子会社における貸倒引当金繰入額の計上に関するお知らせ」にてお知らせいたしましたとおり、連結子会社である加藤(中国)工程机械有限公司において、売上債権管理の厳格化の取り組みに伴い債権の精査を行った結果、第3四半期累計期間において貸倒引当金繰入額48億円を販売費及び一般管理費に計上済であるため、前回予想を大きく下回る見込みです。 親会社株主に帰属する当期純利益については、駐車場用地や投資有価証券の売却を行ったものの、上記の特別損失の計上や希望退職者募集による特別退職金等の計上により、前回予想を大きく下回る見込みです。 本日「中期経営計画(2022-2024)の策定に関するお知らせ」を公表しております。コスト構造を根本から見直し、強靭な利益体質へと生まれ変わるための抜本的施策に取り組むことで、早期の業績改善と株主の皆さまへのより一層の還元拡大に努めてまいります。 なお、配当予想につきましては、現時点では前回発表いたしました予想からの変更はございません。(注)上記の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により異なる結果となる可能性があります。以 上
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