併せて、通期の同利益を従来予想の29億円→51億円(前期は136億円)に75.9%上方修正し、減益率が78.7%減→62.6%減に縮小する見通しとなった。
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終利益は前年同期比89.5%減の12.2億円に大きく落ち込む計算になる。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結最終利益は前年同期比2.9倍の37.1億円に急拡大し、売上営業損益率は前年同期の-0.0%→1.9%に改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
<2023年12月期第2四半期累計期間における業績予想と実績値との差異の理由>2023年12月期第2四半期連結累計期間の連結業績については、2022年の子会社譲渡益に係る法人事業税約8億円を当第1四半期に経費計上したことを主要因として、営業利益は前回業績予想を下回りました。一方、円安が加速し為替差益が大幅に増加したため、税引前利益および親会社株主に帰属する四半期利益は、前回業績予想を大きく上回りました。<2023年12月期通期業績予想の修正の理由>足元では、主力3事業の事業環境に好転の兆しが見え始めており、ポンプ・システム事業や血液透析事業は、主に海外市場の伸長により受注高・売上収益は拡大傾向にあります。航空宇宙事業ではサプライチェーンの回復が長期化するなど、今しばらくは不透明な状況が継続するものの、航空機需要は着実な回復基調にあることから、2024年度以降の本格的な業績回復を見込んでいます。収益面では、ポンプ・システム事業では原材料・部品価格の高騰に加え、急激な受注増に対応するための生産コストの増加など収益性向上に向けては道半ばにありますが、メディカル事業では中国を中心とした装置販売の増加や販売価格の適正化の取組みに加え、固定費低減による収益性の改善を見込んでいます。2023年12月期通期業績予想については、これら足元の事業動向を踏まえ、売上収益は上方修正、営業利益については、ポンプ・システム事業、航空宇宙事業の下振れリスクを織り込む一方で、メディカル事業の収益性の改善を見込むことから、全体としては据え置きとします。税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益については、当第2四半期累計期間の実績および円安影響を踏まえ、それぞれ上方修正します。また、業績予想の前提となる為替レートを変更(米ドルは130円から133円に、ユーロは140円から145 円に変更)します。なお、今回の修正に伴う配当予想の変更はありません。※ 本業績の修正については、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は、今後の様々な要因により予想と異なる可能性があります。
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