北越工、今期経常を13％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

　北越工業 <6364> が2月25日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の48億円→54.4億円(前期は46.9億円)に13.3％上方修正し、増益率が2.2％増→15.8％増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の21.2億円→27.6億円(前年同期は27.7億円)に30.1％増額し、減益率が23.3％減→0.3％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→35円(前期は34円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループの業績は、国内は首都圏を中心とした再開発やインバウンド景気などを背景に建設機械の出荷が堅調に推移しました。海外では現地のニーズに沿った新機種の投入により堅調に推移した結果、通期の売上高につきましては、前回予想を上回る水準で推移しております。また利益につきましては、原材料価格などの上昇がありましたが、好調な販売による増収効果と工場の操業度向上により営業利益、経常利益及び当期純利益とも前回予想を上回る見込みとなりました。(注)上記の予想値は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。

　　当社は、株主に対する利益還元を経営の最重要政策のひとつとして位置付けております。基本的には、企業体質の強化や将来の収益力向上に向けた投資に内部留保を効率的に活用しながら、収益状況に対応した配当を継続的に行う方針であります。　平成31年３月期の１株当たり期末配当金につきましては、通期の業績予想の修正に伴い期末配当予想を15円から20円へ修正いたします。