決算マイナス・インパクト銘柄・寄付 … ＤＣＭ、スギＨＤ、ケーヨー (9月29日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の9月28日から29日の決算発表を経て30日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　ジャステック <9717>
　20年11月期の連結経常利益を従来予想の23.5億円→22.1億円(前期は22億円)に5.8％下方修正し、増益率が7.0％増→0.7％増に縮小する見通しとなった。

▲No.3　岡山製紙 <3892>
　21年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比36.8％減の2.1億円に落ち込んだが、6-11月期(上期)計画の4億円に対する進捗率は52.8％に達し、5年平均の46.5％も上回った。

▲No.6　ヤマシタＨＤ <9265>
　21年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比34.1％減の8300万円に落ち込み、通期計画の5億7800万円に対する進捗率は14.4％にとどまり、さらに前年同期の19.6％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<8168> ケーヨー 　　　東１ 　 -11.27 　　9/29　　上期　　　604.00
<9717> ジャステック 　東１　　 -4.42 　　9/29　　　3Q　　　 10.09
<3892> 岡山製紙 　　　ＪＱ　　 -3.65 　　9/29　　　1Q　　　-36.83
<3050> ＤＣＭ 　　　　東１　　 -3.54 　　9/29　　上期　　　 78.54
<7649> スギＨＤ 　　　東１　　 -3.03 　　9/29　　上期　　　 22.53

<9265> ヤマシタＨＤ 　東１　　 -2.59 　　9/29　　　1Q　　　-34.13
<6355> 住友精 　　　　東１　　 -1.22 　　9/29　　　1Q　　　-96.47

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした30日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース