■TREHD <9247> 1,431円 (+251円、+21.3%)
東証プライムの上昇率トップ。TREホールディングス <9247> [東証P]が続急騰。同社は9日取引終了後、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比97.2%増の25億1300万円となり、上半期計画の39億円に対する進捗率は64%超に達した。売上高は同17.3%増の258億7300万円で着地した。廃棄物処理・再資源化事業は廃棄物の付加価値化や製品化などに継続して取り組み、受け入れ単価改定も進行。資源リサイクル事業では設備更新及びメンテナンス実施による稼働率の向上に努めるとともに、分選別の強化や適切な在庫マネジメントの推進など搬出品の増加及び付加価値を高める取り組みを行ったことなどが奏功した。なお、上半期及び通期の業績予想については従来計画を据え置いている。
■Ine <4933> 1,744円 (+300円、+20.8%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。I-ne <4933> [東証P]がストップ高。前週末9日の取引終了後、株主優待制度を導入すると発表した。毎年12月31日時点で100株以上を保有する株主を対象に、自社オンラインストア「and Habit」で利用できるポイント2000円相当を贈呈する。これを好感した買いを集めている。あわせて1-6月期連結決算を発表。売上高は前年同期比4.1%増の203億1100万円、営業利益は同6.0%増の20億3400万円だった。前年同期に関係会社株式売却益を計上した反動で、純利益は大幅な減益となった。
■円谷フィHD <2767> 1,759円 (+300円、+20.6%) ストップ高
東証プライムの上昇率3位。円谷フィールズホールディングス <2767> [東証P]がストップ高。前営業日の9日取引終了後、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比52.3%増の33億2800万円となった。大幅増益で着地したことを好感した買いが入ったようだ。売上高は同13.7%減の261億7600万円だった。遊技機関連でパチンコの販売台数が大きく落ち込んだ一方、海外でのマーチャンダイジング(MD)・ライセンス収入が大きく伸長した。映像・イベント関連も堅調に推移した。
■ヤマシン―F <6240> 483円 (+80円、+19.9%) ストップ高
東証プライムの上昇率4位。ヤマシンフィルタ <6240> [東証P]がストップ高。前営業日の9日取引終了後、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比12.0%増の48億1700万円、経常利益は同5.9倍の5億5900万円となった。大幅増益でかつ、経常利益の通期計画に対する進捗率は39%と好調なスタートとなっており、業績の上振れを期待した買いが集まったようだ。建機用フィルタ事業では新車需要は減少した一方、交換需要が増加。主要得意先への価格転嫁が奏功し、収益を押し上げた。
■やまびこ <6250> 2,102円 (+335円、+19.0%)
東証プライムの上昇率5位。やまびこ <6250> [東証P]が続急騰。前週末9日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を1580億円から1600億円(前期比5.7%増)へ、営業利益を143億円から175億円(同23.0%増)へ、純利益を100億円から130億円(同42.9%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各30円の年60円から中間・期末各40円の年80円へ引き上げたことが好感された。主力の海外小型屋外作業機械が、北米市場で実施したテレビ広告などのプロモーション効果によりホームセンター向けを中心に伸長していることが牽引する。また、中国子会社の清算が小型屋外作業機械の原価低減に大きく貢献したことや為替レートが円安に推移したことなども寄与する。同時に発表した第2四半期累計(1-6月)決算は、売上高864億600万円(前年同期比7.8%増)、営業利益113億8600万円(同11.4%増)、純利益100億4700万円(同49.6%増)だった。
■LINK&M <2170> 535円 (+80円、+17.6%) ストップ高
東証プライムの上昇率6位。リンクアンドモチベーション <2170> [東証P]がストップ高。前営業日の9日取引終了後に発表した24年12月期第2四半期累計(1-6月)の売上収益は前年同期比7.7%増の180億300万円、最終利益は同33.6%増の16億7700万円だった。直近3ヵ月間では売上収益は同11%増、最終利益は同38%増と高い伸びを示しており、業況のモメンタムを好感した買いが入ったようだ。注力事業であるコンサル・クラウド事業が成長をけん引し、利益を押し上げた。同事業の受注残高は前年同期末比で約20%増加した。
■artien <4634> 3,350円 (+500円、+17.5%) ストップ高
東証プライムの上昇率7位。artience <4634> [東証P]がストップ高。印刷インキの国内トップメーカーで筆頭株主はTOPPANホールディングス <7911> [東証P]で約18%の株式を保有している。足もとの業績は会社側想定を上回って好調に推移しており、前週末9日取引終了後に24年12月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の145億円から200億円(前期比50%増)に大幅増額した。また、株主還元も強化し今期年間配当は従来計画の90円から100円に10円増額、更に発行済み株式数の8.48%相当の450万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いを実施することも併せて発表しており、これがビッグサプライズとなり株価を強く刺激する格好となった。
■川田テク <3443> 2,649円 (+383円、+16.9%)
東証プライムの上昇率9位。川田テクノロジーズ <3443> [東証P]が続急騰。同社は8月9日大引け後(16:00)に決算を発表、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の28.4億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の60億円→72億円(前期は105億円)に20.0%上方修正し、減益率が43.1%減→31.7%減に縮小する見通しとなったことで好感されたようだ。
■オプティマス <9268> 567円 (+80円、+16.4%) ストップ高
オプティマスグループ <9268> [東証S]がストップ高。前営業日となる9日の取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高が前年同期比4.1倍の709億1300万円、経常利益が同3.3倍の29億8200万円となった。大幅な増収増益で着地したほか、経常利益の通期計画に対する進捗率は35%台と順調な滑り出しとなっている。配当利回りは4%台と高水準にあり、買いを誘う格好となった。中核会社の日貿における中古車の輸出販売台数は減少した一方、オーストラリア企業の買収成立で物流セグメントの収益が増加した。小売・卸売セグメントでは、前期に買収したオーストラリアの新車・中古車の小売事業会社の収益が寄与。サービスセグメントでは自動車ローン業務を取り扱うグループ会社での貸出残高増加に伴い、金利収入が拡大した。
■保土谷 <4112> 5,100円 (+700円、+15.9%) ストップ高
保土谷化学工業 <4112> [東証P]がストップ高。前週末9日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高144億8900万円(前年同期比44.3%増)、営業利益28億4200万円(同8.4倍)、純利益17億800万円(同4.6倍)と大幅な増収増益となったことが好感された。有機EL材料が、スマートフォン向けに加えてタブレット端末向けでの需要が伸長。イメージング材料もプリンター向け材料の需要が海外を中心に回復し、これら機能性色素事業が業績を牽引した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高480億円(前期比8.4%増)、営業利益45億円(同13.9%増)、純利益27億円(同8.8%増)の従来見通しを据え置いている。
■ホソミクロン <6277> 4,055円 (+525円、+14.9%)
ホソカワミクロン <6277> [東証P]が続急騰。同社は8月9日大引け後(15:00)に決算を発表、24年9月期第3四半期累計(23年10月-24年6月)の連結経常利益は前年同期比27.3%増の66億円に伸び、通期計画の78億円に対する進捗率は84.7%に達し、5年平均の65.2%も上回った。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の2.7%にあたる40万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、好材料視されたようだ。買い付け期間は8月13日から25年3月31日までとなる。
■イーレックス <9517> 774円 (+100円、+14.8%) ストップ高
イーレックス <9517> [東証P]がストップ高。同社は8月9日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は17.4億円の黒字(前年同期は33.1億円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。通期計画の18.8億円に対する進捗率は92.7%となった。
■ULSグルプ <3798> 5,170円 (+640円、+14.1%) 一時ストップ高
ULSグループ <3798> [東証S]が急反騰、一時ストップ高となった。前週末9日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高28億5100万円(前年同期比19.9%増)、営業利益7億2300万円(同28.5%増)、純利益4億6900万円(同27.6%増)と大幅増益となったことが好感された。情報通信、サービス、金融、製造及び自治体などを中心とする既存顧客からの旺盛な需要が継続したことに加えて、コンサルタントの採用活動が順調に推移したことが売上高を牽引した。また、単価・稼働・品質管理の徹底により売上総利益率が改善したことも寄与した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高125億8000万円(前期比21.2%増)、営業利益22億円(同25.2%増)、純利益14億1000万円(同24.6%増)の従来見通しを据え置いている。
■トヨカネツ <6369> 3,810円 (+470円、+14.1%)
トーヨーカネツ <6369> [東証P]が続急騰。前週末9日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を585億円から595億円(前期比10.6%増)へ、営業利益を34億円から39億円(同26.2%増)へ、最終利益を25億円から28億円(同21.2%減)へ上方修正し、あわせて年間配当予想を期末一括163円から中間50円・期末132円の年182円へ引き上げたことが好感された。物流ソリューション事業における順調な進捗や、追加受注に伴う業績寄与などが業績を押し上げるという。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高139億9600万円(前年同期比40.1%増)、営業利益13億200万円(前年同期4億4600万円の赤字)、最終利益9億4900万円(同4億6900万円の赤字)だった。
■鴻池運輸 <9025> 2,375円 (+292円、+14.0%)
鴻池運輸 <9025> [東証P]が続急騰。同社は8月9日大引け後(15:00)に決算を発表、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比60.2%増の68.5億円に拡大した。併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の90億円→116億円(前年同期は87.1億円)に28.9%上方修正し、増益率が3.3%増→33.1%増に拡大し、従来の3期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことで好感されたようだ。
※13日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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