Ｔスマート、今期経常を95％上方修正、配当も8円増額

　テクノスマート <6246> [東証２] が3月26日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の4億円→7.8億円(前期は31.4億円)に95.0％上方修正し、減益率が87.3％減→75.2％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常損益も従来予想の0.8億円の赤字→2.9億円の黒字(前年同期は5.9億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の8円→16円(前期は50円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年3月期は、売上高はほぼ予想通りの見込みですが、営業利益、経常利益および当期純利益は、コロナ禍における厳しい経済情勢を受けた緊急収益改善策を実施し、徹底したコスト削減を推し進めることで、予想を上回る見込みです。（注）上記の予想数値は、当社が現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。

　当社は、株主の皆様に対する継続的な配当を基本と考えております。当期の業績、今後の経営環境および事業展開のための内部留保等を総合的に勘案した結果、特別配当金として1株当たり８円増額し、期末配当金12円を予定しております。なお、本件は、2021年６月開催予定の第87期定時株主総会に付議する予定であります。