業績好調に注目。
売上高は前年同期比64.3%増の8.73億円、営業損益は0.58億円の黒字(前年同期は0.85億円の赤字)に転換して着地した。
水関連事業、エネルギー関連事業ともに収益が大きく改善した。18年6月期の通期業績については、営業損益で2.11億円の黒字(前期は5.92億円の赤字)とする従来予想を据え置いている。
また、中国北京の清華大学環境学院がこのほど「水に関する研究報告」を発表し、中国23省、44都市の水質サンプルを集めて研究を行った結果、すべてのサンプルからリスクの高い発がん性物質が検出されたとして、政府に対し注意を呼び掛けをしている。
検出された700種類以上の消毒副生成物のうち、ニトロソアミン類、とくにN-ニトロソアミン類が人体に最も大きな影響を与えるもので、消化器系のがんを発生させると述べられている。
先進国では、生活用水中のN-ニトロソアミン類の含有量が制限されているが、中国の生活用水中にはアメリカの3.6倍に相当する量が含まれており、政府は早急に手を打つ必要があると強調しておりこの研究報告をめぐって、中国のネットでは議論が巻き起こっている。
こうしたことから同社ナガオカの水処理技術が再度注目されると見ている。