■リベルタ <4935> 888円 (+150円、+20.3%) ストップ高
リベルタ <4935> [東証S]がストップ高。14日にクラウドファンディング大手のCAMPFIRE(キャンプファイヤー、東京都渋谷区)と業務提携したと発表した。企画販売ノウハウや販売促進ノウハウ、国内外の豊富な販路といった自社の強みを生かし、キャンプファイヤーの商品の販売支援を行うという。同日に業績下方修正を発表したものの業務提携を材料視する見方が強く、翌15日、週明け18日と物色人気を集めた。
■アップル <2788> 488円 (+80円、+19.6%) ストップ高
アップルインターナショナル <2788> [東証S]がストップ高。前週末15日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を369億7100万円から417億9400万円(前期比35.2%増)へ、営業利益を12億1400万円から15億1200万円(同37.7%増)へ、純利益を9億2000万円から12億3000万円(同22.1%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を10円から15円へ引き上げたことが好感された。第3四半期時点で海外中古車輸出事業が好調に推移したことや、為替が想定以上に円安基調になっていることなどを織り込んだ。
■かっこ <4166> 699円 (+100円、+16.7%) ストップ高
かっこ <4166> [東証G]がストップ高。前週末15日の取引終了後、同社の不正注文検知サービス「O-PLUX」が、富士通クライアントコンピューティング(川崎市幸区)が運営するECサイト「WEB MART」に採用されたと発表しており、好材料視された。富士通クライアントコンピューティングでは、21年8月にECサイトをリニューアルして以降、クレジットカードの不正利用が増加。これに対して22年に「EMV 3-Dセキュア」を導入し不正対策を強化したが、依然として不正利用が発生しているため、23年12月からクレジットカード不正利用対策強化として「O-PLUX」を導入しているという。
■ミルボン <4919> 3,425円 (+420円、+14.0%)
東証プライムの上昇率3位。ミルボン <4919> [東証P]が続急騰。同社は15日取引終了後、24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比42.1%増の48億5400万円となり、会社計画の42億9100万円を上回ったことが好感されたようだ。売上高は同8.3%増の369億9300万円(計画は363億5400万円)で着地。国内でヘアケアのプレミアムブランド「オージュア」やプロフェッショナルブランド「エルジューダ」が堅調に推移したほか、海外については韓国におけるヘアケア・パーマ市場の活動強化による増収及び染毛剤の売り上げの回復が続いたことが寄与した。なお、通期業績予想については売上高506億2000万円(前期比6.0%増)、営業利益66億円(同19.5%増)とする従来見通しを据え置いている。
■白鳩 <3192> 290円 (+35円、+13.7%)
白鳩 <3192> [東証S]が3日ぶり急反騰。前週末15日取引終了後、筆頭株主の歯愛メディカル <3540> [東証S]から連結子会社化を目的としたTOBを受けたことを明らかにした。TOB価格は1株280円。買い付け予定数は113万8000株(下限・上限とも同じ)で、買い付け期間は11月18日から12月13日まで。これが買い手掛かりとなった。これにより、Ciメディカの白鳩株の所有割合は現在の33.2%から最大50.3%に増加する見通し。Ciメディカは7月に通信販売大手のニッセンホールディングスを子会社化しており、ニッセンと白鳩との間で協業を図り、消費者向け事業を拡大する狙いがある。TOB成立後も白鳩株の上場は維持される予定だ。
■CaSy <9215> 942円 (+105円、+12.5%)
CaSy <9215> [東証G]が急反騰。18日午前10時ごろ、24年11月期末の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、これを好材料視した買いが流入した。毎年11月30日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、一律で同社の家事代行サービスやハウスクリーニングサービスなどに利用できる優待ギフト券8000円分を贈呈する。
■ブルーイノベ <5597> 808円 (+89円、+12.4%)
ブルーイノベーション <5597> [東証G]が急反騰。同社は15日取引終了後、自社の「BEPポート|ドローン自動巡回システム」を活用した津波避難広報 ドローンシステムが千葉県一宮町に導入されることが決まったと発表。これが株価を刺激したようだ。このシステムは、Jアラート(全国瞬時警報システム)と連動しており、津波注意報以上が発令された際に、一宮町役場及び東浪見小学校の屋上に設置されたドローンポートからスピーカーやカメラを搭載したドローンが自動的に発進。指定された海岸エリア(海岸線延長約7.5キロ)を飛行し、上空から自動音声でサーファーや海水浴客、周辺住民に対して避難指示を伝達するという。
■KLASS <6233> 476円 (+42円、+9.7%)
KLASS <6233> [東証S]が6日続急伸。同社はインテリア内装工事で自動化や省力化に貢献する製造機器を生産している。前週末15日取引終了後に発表した25年9月期業績予想は前期比2.6倍の3億円を予想しており、これをポジティブ視する買いを呼びこんだ。24年9月期は営業63%減益と低調だったが、一時的な金型償却コストなどが利益を押し下げたもので、今期は売上高増勢となるなか、利益面でも大きく切り返す見通しだ。職人の構造的な人手不足を背景に同社の自動化・省力化機器に対する潜在的ニーズは高い。株価はここ数ヵ月にわたって底値圏でもみ合っていたが、今月中旬以降は動きを一変、前週末まで5日続伸していた。18日は今期業績の急回復見通しを受け一気に物色人気に火が付いた。
■ミガロHD <5535> 1,602円 (+122円、+8.2%)
東証プライムの上昇率5位。ミガロホールディングス <5535> [東証P]が5日ぶり急反発。18日正午ごろ、今月7日に公表した流通株式比率向上のための代表取締役社長の株式売却方針について取り下げると発表した。中西聖社長の個人保有分74万3600株(自己株式を除く発行済み株数の5.09%)を限度に売却する予定だった。株主・投資家からの意見や足もとの株価動向を勘案したという。株式需給悪化への懸念が後退したとの見方から買われた。
■サイバダイン <7779> 182円 (+12円、+7.1%)
CYBERDYNE <7779> [東証G]が4日ぶり急反発。18日午前9時30分ごろ、国際協力機構(JICA)が実施するウクライナ緊急復旧・復興プロジェクト向けに、HALシリーズなどのサイバニクス製品を受注したと発表した。契約金額は約3億6000万円。今回納入する製品はウクライナの首都キーウの医療施設への導入が予定されているという。これが材料視された。
■Dサイクル <5888> 3,100円 (+174円、+6.0%)
DAIWA CYCLE <5888> [東証G]が3日続急伸。前週末15日の取引終了後に発表した10月度の売上速報で、既存店売上高が前年同月比13.0%増と12ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前年に比べて土日の数が1日少なかったものの、在庫欠品率の改善に伴い販売機会ロスを抑制できたことにより電動アシスト車の販売が好調に推移。また、修理も伸長した。なお、全社売上高は同20.1%増だった。
■アドソル日進 <3837> 2,086円 (+108円、+5.5%)
アドソル日進 <3837> [東証P]が急反発。電力やガスなどエネルギー分野向けシステム開発で強みを発揮するシステム開発会社で、データセンターの電力需要増大化を背景とした活発なデジタルトランスフォーメーション(DX)投資意欲を取り込んでいる。25年3月期営業利益は期初予想から2度にわたる上方修正を行うなど好調を極め、前期比18%増の17億円を見込んでいる。
■ARアドバン <5578> 1,206円 (+62円、+5.4%)
ARアドバンストテクノロジ <5578> [東証G]が続急伸。前週末15日取引終了後、取得上限20万株(自己株式を除く発行済み株数の6.0%)、または3億5000万円とする自社株買いの実施を発表した。期間は11月20日から来年5月31日まで。これが好感された。あわせて、システムインテグレーション事業を手掛けるピー・アール・オー(横浜市中区)を子会社化すると発表した。株式の取得価格は4億2700万円。連結業績への影響は25年8月期第3四半期からを予定している。
■富士ソフト <9749> 9,530円 (+420円、+4.6%)
富士ソフト <9749> [東証P]が大幅続伸。米投資ファンドのKKR
■精工技研 <6834> 4,080円 (+175円、+4.5%)
精工技研 <6834> [東証S]が大幅高で3日続伸。時価は2006年以来約18年ぶりの高値圏に浮上しているが、人気化の背景にあるのが同社の光電融合技術。これは世界的にデータセンター建設が活発化するなか、その際に問題視されている電力量の膨大化に対応した技術として耳目を集めている。業績もデータセンター向け光デバイスが牽引する形で様変わり、25年3月期は期初予想を大幅上方修正し営業利益段階で前期比90%増の20億円を見込んでいる。
■セルシス <3663> 1,361円 (+58円、+4.5%)
セルシス <3663> [東証P]が3日ぶり大幅反発。前週末15日の取引終了後、上限を60万株(発行済み株数の1.92%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は11月18日から12月31日までで、資本効率の一層の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行することを目的としている。同時に、発行済み株数の85.27%を所有する子会社&DC3を11月15日付で完全子会社化するとともに、25年1月1日付で吸収合併すると発表した。合併にあたり、&DC3に対して有する債権を放棄するのに伴い24年12月期単独決算で4億円の特別損失を計上するが、連結決算では消去されるため、連結業績に与える影響はないとしている。
■明電舎 <6508> 4,095円 (+165円、+4.2%)
明電舎 <6508> [東証P]が5日ぶり大幅反発。SMBC日興証券が15日付で目標株価を4700円から6100円へ引き上げたことが好材料視された。同証券によると、電力インフラ投資需要の恩恵を享受する銘柄として明電舎に注目とし、強い業績進捗を示した直近の決算を踏まえてこの見方は一層強まったという。これを受けて目標株価を引き上げ、投資評価は最上位の「1」を継続した。
■科研薬 <4521> 4,561円 (+181円、+4.1%)
科研製薬 <4521> [東証P]が大幅高で6日続伸。同社は15日取引終了後、スイスのニューマブ社と炎症性腸疾患を対象疾患とする新規多重特異性抗体医薬「ND081」に関する共同研究契約を締結したと発表。これが材料視されたようだ。この契約に基づき、科研薬は契約一時金として約1300万スイスフランをニューマブ社に支払い、更に非臨床及び臨床開発の資金提供と引き換えに、特定の主要アジア地域における「ND081」の商業化権を取得するオプション権を獲得するという。
■santec <6777> 6,060円 (+230円、+4.0%)
santec Holdings <6777> [東証S]が大幅反発。光パワーモニター、光フィルター、光可変減衰器などの光関連部品と光測定器を主力展開しており、独自の製品ラインアップで他社と一線を画す。そうしたなか、世界的なデータセンターの建設ラッシュによって光ファイバー向け測定装置などの需要拡大が追い風として期待されている。業績も好調で25年3月期上期(24年4-9月)営業利益は前年同期比2.2倍の38億6500万円と急拡大、通期見通しについても従来予想から上方修正し前期比13%増の63億円予想としているが、なお保守的という見方もあり、再増額の可能性も意識されている。
■イオンファン <4343> 2,943円 (+33円、+1.1%)
イオンファンタジー <4343> [東証P]が3日ぶり反発。前週末15日の取引終了後に発表した10月度の売上概況で、既存店売上高が前年同月比1.5%増と3ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。遊戯機械売り上げが同2.9%増となったことが牽引した。好調なプライズ部門で、女性アイドルグループ=LOVE(イコールラブ)の限定プライズゲーム用景品「=LOVE パペットWant you!Want you!」「=LOVE ぬいぐるみ6周年衣装」などを導入したほか、メンバーからのメッセージ入りPOPを掲載したことが貢献。また、テレビアニメ「新テニスの王子様」ちびぐるみ景品や、初登場となる「KiKi QUOKKA(キキクオッカ)」景品も寄与した。カプセルトイ部門ではオリジナル完全キャッシュレスマシン「かぷえぼ」限定で、車ファンに人気の車種をモデルにした「トヨタ ヴェルファイア プルバックカー」を導入し好評だった。
※18日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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