前場に注目すべき3つのポイント~日経平均株価は75日線水準での攻防に~
*08:50JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均株価は75日線水準での攻防に~
24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■日経平均株価は75日線水準での攻防に
■島精機、2Q赤字修正 営業損失 ▲21億円←5億円
■前場の注目材料:富士電機、インドで人材増強、現地新卒一括採用
■日経平均株価は75日線水準での攻防に
24日の日本株市場は、買い先行で始まった後はこう着感が強まる場面もありそうだが、押し目買い意欲の強さが意識されそうだ。23日の米国市場はNYダウが61ドル高、ナスダックは25ポイント高だった。9月のサービス業PMI速報値が予想を上回ったことを受けた長期金利の上昇で一時軟化したが、ソフトランディングを期待した買いや、米連邦準備理事会(FRB)高官が追加の大幅利下げも除外しない考えを示したため下値も限られ、終盤にかけて持ち直した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比585円高の38115円。円相場は1ドル143円60銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日銀会合後の植田和男総裁は会見では、追加利上げに慎重と受け止められ、20日の取引終了後のナイトセッションで3万8000円を回復した。円相場が一時1ドル144円台と円安に振れるなか、23日の祝日取引では一時38420円まで買われる場面もみられた。その後は軟化する格好とはなったが、38090円で終えていることから、38000円水準での攻防が意識されやすいだろう。日米の金融政策決定会合が通過したことで、積極的な売買を手控えてきた機関投資家においても買いを入れやすくなっただろう。
また、先物にサヤ寄せる形から日経平均株価は75日線(3万8300円)水準を捉えてくる可能性がある。8月の急落以降のリバウンドで9月2日には一時75日線を突破する場面もみられた。結局は同線が抵抗線として意識される形だったこともあり、再び75日線を捉えてくる展開となれば、売り方の買い戻しの動きが強まる可能性があるだろう。そのため、75日線接近では強弱感が対立するだろうが、売り仕掛け的な動きは避けておきたいところであり、押し目目値狙いのスタンスに向かわせそうだ。
また、今週は3・9月期決算の配当落ちを迎える。配当落ち分は日経平均株価で280円程度とみられている。75日線水準を支持線として機能させてくるようだと、配当落ちを考慮して38000円が支持線として意識されやすい。また、75日線を上回っての推移が続くようだと、9月2日の戻り高値39080円が射程に入ってくることが見込まれる。物色としてはインデックスに絡んだ商いが中心になりやすく、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が注目される。また、センチメントが改善傾向をみせるなか、グロース250指数の200日線突破の動きも期待されそうであり、個人主体の中小型物色も活発化しよう。
■島精機、2Q赤字修正 営業損失 ▲21億円←5億円
島精機<6222>は2025年3月期第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は210億円から149億円、営業損益を5億円の黒字から21億円の赤字に修正した。主力の中国市場では景気回復の遅れから第1四半期以降も内需向けのホールガーメント横編機等の設備投資需要が回復していないこと、またイタリア市場では、景気減速に加え昨年の暖冬の影響から有名アパレルブランドなど市場全体の設備投資意欲の減退が継続。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(37723.91、+568.58)
・NYダウは上昇(42124.65、+61.29)
・ナスダック総合指数は上昇(17974.27、+25.95)
・1ドル=143.60-70円
・シカゴ日経先物は上昇(38115、大阪日中比+585)
・SOX指数は上昇(5025.81、+25.75)
・VIX指数は下落(15.89、-0.26)
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・富士電機<6504>インドで人材増強、現地新卒一括採用
・日本板硝子<5202>補修ガラスの在庫即時把握、車向け多品目対応
・大崎電気<6644>太陽光電力流通容易に、NTTアノードエナジーなどと、基盤開発
・エイチ・アイ・エス<9603>顧客満足度、「旅行」で1位に、生産性本部調べ
・三菱重工<7011>H2A49号機の打ち上げを26日に
・伊藤忠<8001>成田空港向けにCO2削減適合燃料の供給開始
・コマツ<6301>ロードホールダンプ開発、鉱山向け電動式
・日本精工<6471>ハブユニット軸受開発、低摩擦・耐泥水性両立、抵抗40%減
・牧野フライス<6135>宮崎正太郎社長「メキシコで攻勢」
・SMK<6798>自立給電型コインバッテリーモジュールを開発
・TIS<3626>SAKEX、「日本酒と特別体験」のトークン販売実証へ
・IIJ<3774>愛媛でスマート農業検証、ミカンや里芋など収量向上
・マクセル<6810>医療機器向け一次電池増産
・丸井G<8252>日本IBMと、全店舗でAI需要予測、客数・販売で精度9割超
・タダノ<6395>移動式クレーン遠隔操作、竹中工務店などと、来年度本格運用
・東海カーボン<5301>社長・長坂一氏、SiCに積極投資
・帝人<3401>漢方薬原料「酸棗仁」に認知機能改善効果、来年商品化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■日経平均株価は75日線水準での攻防に
■島精機、2Q赤字修正 営業損失 ▲21億円←5億円
■前場の注目材料:富士電機、インドで人材増強、現地新卒一括採用
■日経平均株価は75日線水準での攻防に
24日の日本株市場は、買い先行で始まった後はこう着感が強まる場面もありそうだが、押し目買い意欲の強さが意識されそうだ。23日の米国市場はNYダウが61ドル高、ナスダックは25ポイント高だった。9月のサービス業PMI速報値が予想を上回ったことを受けた長期金利の上昇で一時軟化したが、ソフトランディングを期待した買いや、米連邦準備理事会(FRB)高官が追加の大幅利下げも除外しない考えを示したため下値も限られ、終盤にかけて持ち直した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比585円高の38115円。円相場は1ドル143円60銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日銀会合後の植田和男総裁は会見では、追加利上げに慎重と受け止められ、20日の取引終了後のナイトセッションで3万8000円を回復した。円相場が一時1ドル144円台と円安に振れるなか、23日の祝日取引では一時38420円まで買われる場面もみられた。その後は軟化する格好とはなったが、38090円で終えていることから、38000円水準での攻防が意識されやすいだろう。日米の金融政策決定会合が通過したことで、積極的な売買を手控えてきた機関投資家においても買いを入れやすくなっただろう。
また、先物にサヤ寄せる形から日経平均株価は75日線(3万8300円)水準を捉えてくる可能性がある。8月の急落以降のリバウンドで9月2日には一時75日線を突破する場面もみられた。結局は同線が抵抗線として意識される形だったこともあり、再び75日線を捉えてくる展開となれば、売り方の買い戻しの動きが強まる可能性があるだろう。そのため、75日線接近では強弱感が対立するだろうが、売り仕掛け的な動きは避けておきたいところであり、押し目目値狙いのスタンスに向かわせそうだ。
また、今週は3・9月期決算の配当落ちを迎える。配当落ち分は日経平均株価で280円程度とみられている。75日線水準を支持線として機能させてくるようだと、配当落ちを考慮して38000円が支持線として意識されやすい。また、75日線を上回っての推移が続くようだと、9月2日の戻り高値39080円が射程に入ってくることが見込まれる。物色としてはインデックスに絡んだ商いが中心になりやすく、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が注目される。また、センチメントが改善傾向をみせるなか、グロース250指数の200日線突破の動きも期待されそうであり、個人主体の中小型物色も活発化しよう。
■島精機、2Q赤字修正 営業損失 ▲21億円←5億円
島精機<6222>は2025年3月期第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は210億円から149億円、営業損益を5億円の黒字から21億円の赤字に修正した。主力の中国市場では景気回復の遅れから第1四半期以降も内需向けのホールガーメント横編機等の設備投資需要が回復していないこと、またイタリア市場では、景気減速に加え昨年の暖冬の影響から有名アパレルブランドなど市場全体の設備投資意欲の減退が継続。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(37723.91、+568.58)
・NYダウは上昇(42124.65、+61.29)
・ナスダック総合指数は上昇(17974.27、+25.95)
・1ドル=143.60-70円
・シカゴ日経先物は上昇(38115、大阪日中比+585)
・SOX指数は上昇(5025.81、+25.75)
・VIX指数は下落(15.89、-0.26)
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・富士電機<6504>インドで人材増強、現地新卒一括採用
・日本板硝子<5202>補修ガラスの在庫即時把握、車向け多品目対応
・大崎電気<6644>太陽光電力流通容易に、NTTアノードエナジーなどと、基盤開発
・エイチ・アイ・エス<9603>顧客満足度、「旅行」で1位に、生産性本部調べ
・三菱重工<7011>H2A49号機の打ち上げを26日に
・伊藤忠<8001>成田空港向けにCO2削減適合燃料の供給開始
・コマツ<6301>ロードホールダンプ開発、鉱山向け電動式
・日本精工<6471>ハブユニット軸受開発、低摩擦・耐泥水性両立、抵抗40%減
・牧野フライス<6135>宮崎正太郎社長「メキシコで攻勢」
・SMK<6798>自立給電型コインバッテリーモジュールを開発
・TIS<3626>SAKEX、「日本酒と特別体験」のトークン販売実証へ
・IIJ<3774>愛媛でスマート農業検証、ミカンや里芋など収量向上
・マクセル<6810>医療機器向け一次電池増産
・丸井G<8252>日本IBMと、全店舗でAI需要予測、客数・販売で精度9割超
・タダノ<6395>移動式クレーン遠隔操作、竹中工務店などと、来年度本格運用
・東海カーボン<5301>社長・長坂一氏、SiCに積極投資
・帝人<3401>漢方薬原料「酸棗仁」に認知機能改善効果、来年商品化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
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