東京株式(前引け)=円高など受け軟調も、売り一巡後は下げ渋る
きょう前場の東京株式市場は、売りに押される展開。日経平均は前日に反発したものの、引け味は悪く、欧米株安や為替の円高などが重荷となった。為替は取引時間中も円高方向に振れており、投資家心理を悪化させた。ロシアの地下鉄車内での爆発事件など地政学的リスクも意識されている。ただ、下値では機関投資家とみられる押し目買いも入り、朝方の売りが一巡した後は下げ渋る展開となっている。
個別では東芝<6502.T>が大幅安、任天堂<7974.T>も値を下げた。トヨタ自動車<7203.T>は6000円大台割れ。北の達人コーポレーション<2930.T>が値下がり率トップに売られ、キユーピー<2809.T>も急落した。アスクル<2678.T>の下げも目立つ。半面、しまむら<8227.T>が物色人気となり、東京エレクトロン<8035.T>も堅調。ジャステック<9717.T>、アイロムグループ<2372.T>が大幅高となったほか、石川製作所<6208.T>、豊和工業<6203.T>など防衛関連株も急動意した。ツガミ<6101.T>、マクロミル<3978.T>も値を飛ばした。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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