中長期的な下落トレンドを脱して、人材関連のテーマ物色に乗る
時価総額:57.33億円
PER:19.50倍
PBR: 4.14倍
人材派遣会社の中堅で、シニア人材の派遣・紹介・請負のシニアワーク事業と、介護施設等へ看護師・介護士派遣のシニアケア事業が柱となる。アクティブシニアの就労機会の創造を推進するシニアワーク事業において、事業領域の拡大と新規拠点開設を軸に成長中。
業績面では、新規出店や販管費増で利益が圧迫されるも堅調に売上高は増加基調を維持。過去最高益更新を続けてきた2017年からはやや減速感がみられる一方で、継続的な成長を前提とすれば今期までは先行投資の時期とみられる。元より成長性がある企業なだけに業績回復の半歩先を行く投資が有効か。
株価は2018年から続いてきた中長期の下落トレンドがようやく下げ止まりの兆しが出ており、直近で2/19に上場来安値をつけている。最近ではこの手の人材系テーマ株の物色が再燃してきており、水準訂正余地の大きな銘柄として注目が集まりそうだ。3月はとくに26週移動平均線が位置する1100円台半ばまでの戻りがあれば十分と言えるだろう。
(2/27現在)