Ｇキッズ、今期経常を64％下方修正

　グローバルキッズＣＯＭＰＡＮＹ <6189> [東証Ｐ] が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。23年9月期第2四半期累計(22年10月-23年3月)の連結経常利益は前年同期比59.3％減の1.4億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の7.8億円→2.8億円(前期は11.7億円)に64.1％下方修正し、減益率が33.8％減→76.3％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益は前年同期比83.8％減の1.3億円に大きく落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(2Q)の連結経常損益は0.3億円の赤字(前年同期は2.3億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の3.8％→-0.3％に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社業績は人件費及び採用費の大幅な増加を主因に第２四半期（累計）の連結業績が大幅に悪化しました。　上記事象に対し、職員配置から採用に至る一連の業務プロセス及び体制の見直し等、早期の収支改善に向けた対応に着手しております。また、利用定員適正化等、上記以外の収支改善策を実行しております。しかし、第２四半期（累計）の悪化を取り戻すまでに至らず、業績予想を修正いたしました。　売上高は、2023年４月18日付「株式譲渡契約（子会社の取得）及び業務提携契約締結に関するお知らせ」のとおり、本年６月１日に東京建物キッズ株式会社が連結子会社となるため前回予想を上回る25,400百万円となる見込みです。利益面では、上記の理由により前回予想を大きく下回る営業利益300百万円、経常利益280百万円を想定しております。　なお、予想配当につきましては、第２四半期（累計）のフリー・キャッシュ・フローの実績等を勘案し、十分な配当原資が確保できる見通しから据え置きといたします。※上記の業績予想数値は、当社が本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる場合があります。