17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開
■住友電、22/3予想 営業利益 53.6%増 1750億円、コンセンサス上回る
■前場の注目材料:大成建、遠隔巡視する四足歩行ロボ、ゼネコン初導入
■日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開
17日の日本株市場は、先週の下落に対する自律反発の動きが続きそうである。14日の米国市場はNYダウが360ドル高、ナスダックは304ポイント高だった。長期金利の低下を受けて買い先行で始まると、その後も疾病対策センター(CDC)がワクチン接種後の新指針としてマスク不要と決定したことに加えて、運輸保安局(TSA)は空港利用者数がパンデミック以降で最高に達したと発表したことを背景に、経済活動再開ペースの加速を期待した買いに拍車がかかった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比270円高の28310円。円相場は1ドル109円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップスタートとなり、先週の大幅な下げに対する自律反発の動きが見込まれる。米国ではハイテク株主導の強い値動きによってナスダックは2%を超える上昇を見せており、前日に一時28.93まで上昇していたVIX指数は18.81に低下していることも買い安心感に繋がりやすいと見られる。この流れから指数インパクトの大きい値がさ株の上昇が見込まれるため、日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開が意識されやすいだろう。
一方で米国市場は連日で長期金利が低下したことが材料視されるなど、引き続きインフレへの警戒感によって振らされやすい状況であり、積極的な上値追いは慎重にさせそうである。そのため、買い一巡後の底堅さを見極める必要はあるため、まずは28000円処での底堅さを見せてくるかが注目されるところであろう。もっとも、決算発表が通過したことにより、様子見姿勢を続けていた機関投資家などにより改めて決算を評価した動きが期待されやすく、押し目買い意欲は強そうである。
物色の流れとしては米国市場の上昇を受けて、指数インパクトの大きい値がさ株など主力銘柄が日経平均をけん引しよう。また、先週末に1000社近い企業が決算を発表していることもあり、決算内容を手掛りとした物色も強まりそうである。先週のインデックス主導による大幅な調整によってイレギュラー的な価格形成も見られているため、好決算企業に対しては見直し買いが強まりやすい。また、ナスダック上昇の流れを受けて、足元できつい調整が続いているマザーズ銘柄などへのリバウンド狙いも意識されやすいだろう。
■ホンダ、前期営業利益は上振れ着地、今期はコンセンサス下回る
ホンダ<7267>が発表した2021年3月期業績は、営業利益が前期比4.2%増の6602.08億円だった。2月の再上方修正値(5200億円)を上回っての着地に。22年3月期は前期比変わらずの6600億円を見込んでおり、コンセンサス(7765億円程度)を下回る。四輪車や二輪車の販売増を見込む一方、原材料価格の上昇や販管費の増加が重荷となる。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(28084.47、+636.46)
・NYダウは上昇(34382.13、+360.68)
・ナスダック総合指数は上昇(13429.98、+304.99)
・シカゴ日経225先物は上昇(28310、大阪比+270)
・SOX指数は上昇(2981.42、+87.48)
・VIX指数は低下(18.81、-4.32)
・米原油先物は上昇(65.37、+1.55)
・米長期金利は低下
・海外コロナワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・大成建<1801>遠隔巡視する四足歩行ロボ、ゼネコン初導入
・日本郵政<6178>新中計、25年度当期益2800億円、金融2社、株保有50%以下に
・東芝<6502>1500億円追加株主還元、有言実行で信頼関係構築へ
・青森銀<8342>青森銀とみちのく銀、24年合併
・福井銀<8362>福邦銀を子会社化、サービス・投資効率向上
・筑波銀行<8338>SBIHDと資本提携
・ヤクルト<2267>ポッカサッポロと業務提携検討、生産設備・販路を相互活用
・KDDI<9433>JTOWERと資本提携
・前田工繊<7821>松屋R&Dとメディカル関連などで資本提携
・丸紅<8002>出版3社と新会社、書籍流通参入
・TSテック<7313>4輪シート増産、米工場増強・東欧に新拠点
・豊田合成<7282>芦森工業と提携、トヨタ以外の販路拡大
・DMG森精機<6141>上海近郊に新工場、5軸加工機を現地生産
・ACSL<6232>インドに合弁会社
・日本ユニシス<8056>ギックスと資本業務提携
・日本触媒<4114>電子注入材料をNHKと開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 4月国内企業物価指数(前年比予想:+3.1%、3月:+1.0%)
<海外>
・11:00 中・4月小売売上高(前年比予想:+25.0%、3月:+34.2%)
・11:00 中・4月鉱工業生産(前年比予想:+10.0%、3月:+14.1%) <ST>
■株式見通し:日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開
■住友電、22/3予想 営業利益 53.6%増 1750億円、コンセンサス上回る
■前場の注目材料:大成建、遠隔巡視する四足歩行ロボ、ゼネコン初導入
■日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開
17日の日本株市場は、先週の下落に対する自律反発の動きが続きそうである。14日の米国市場はNYダウが360ドル高、ナスダックは304ポイント高だった。長期金利の低下を受けて買い先行で始まると、その後も疾病対策センター(CDC)がワクチン接種後の新指針としてマスク不要と決定したことに加えて、運輸保安局(TSA)は空港利用者数がパンデミック以降で最高に達したと発表したことを背景に、経済活動再開ペースの加速を期待した買いに拍車がかかった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比270円高の28310円。円相場は1ドル109円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップスタートとなり、先週の大幅な下げに対する自律反発の動きが見込まれる。米国ではハイテク株主導の強い値動きによってナスダックは2%を超える上昇を見せており、前日に一時28.93まで上昇していたVIX指数は18.81に低下していることも買い安心感に繋がりやすいと見られる。この流れから指数インパクトの大きい値がさ株の上昇が見込まれるため、日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開が意識されやすいだろう。
一方で米国市場は連日で長期金利が低下したことが材料視されるなど、引き続きインフレへの警戒感によって振らされやすい状況であり、積極的な上値追いは慎重にさせそうである。そのため、買い一巡後の底堅さを見極める必要はあるため、まずは28000円処での底堅さを見せてくるかが注目されるところであろう。もっとも、決算発表が通過したことにより、様子見姿勢を続けていた機関投資家などにより改めて決算を評価した動きが期待されやすく、押し目買い意欲は強そうである。
物色の流れとしては米国市場の上昇を受けて、指数インパクトの大きい値がさ株など主力銘柄が日経平均をけん引しよう。また、先週末に1000社近い企業が決算を発表していることもあり、決算内容を手掛りとした物色も強まりそうである。先週のインデックス主導による大幅な調整によってイレギュラー的な価格形成も見られているため、好決算企業に対しては見直し買いが強まりやすい。また、ナスダック上昇の流れを受けて、足元できつい調整が続いているマザーズ銘柄などへのリバウンド狙いも意識されやすいだろう。
■ホンダ、前期営業利益は上振れ着地、今期はコンセンサス下回る
ホンダ<7267>が発表した2021年3月期業績は、営業利益が前期比4.2%増の6602.08億円だった。2月の再上方修正値(5200億円)を上回っての着地に。22年3月期は前期比変わらずの6600億円を見込んでおり、コンセンサス(7765億円程度)を下回る。四輪車や二輪車の販売増を見込む一方、原材料価格の上昇や販管費の増加が重荷となる。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(28084.47、+636.46)
・NYダウは上昇(34382.13、+360.68)
・ナスダック総合指数は上昇(13429.98、+304.99)
・シカゴ日経225先物は上昇(28310、大阪比+270)
・SOX指数は上昇(2981.42、+87.48)
・VIX指数は低下(18.81、-4.32)
・米原油先物は上昇(65.37、+1.55)
・米長期金利は低下
・海外コロナワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・大成建<1801>遠隔巡視する四足歩行ロボ、ゼネコン初導入
・日本郵政<6178>新中計、25年度当期益2800億円、金融2社、株保有50%以下に
・東芝<6502>1500億円追加株主還元、有言実行で信頼関係構築へ
・青森銀<8342>青森銀とみちのく銀、24年合併
・福井銀<8362>福邦銀を子会社化、サービス・投資効率向上
・筑波銀行<8338>SBIHDと資本提携
・ヤクルト<2267>ポッカサッポロと業務提携検討、生産設備・販路を相互活用
・KDDI<9433>JTOWERと資本提携
・前田工繊<7821>松屋R&Dとメディカル関連などで資本提携
・丸紅<8002>出版3社と新会社、書籍流通参入
・TSテック<7313>4輪シート増産、米工場増強・東欧に新拠点
・豊田合成<7282>芦森工業と提携、トヨタ以外の販路拡大
・DMG森精機<6141>上海近郊に新工場、5軸加工機を現地生産
・ACSL<6232>インドに合弁会社
・日本ユニシス<8056>ギックスと資本業務提携
・日本触媒<4114>電子注入材料をNHKと開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 4月国内企業物価指数(前年比予想:+3.1%、3月:+1.0%)
<海外>
・11:00 中・4月小売売上高(前年比予想:+25.0%、3月:+34.2%)
・11:00 中・4月鉱工業生産(前年比予想:+10.0%、3月:+14.1%) <ST>
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