ネットマーケ、前期経常を48％上方修正

　ネットマーケティング <6175> が7月16日大引け後(17:00)に業績修正を発表。21年6月期の経常利益(非連結)を従来予想の4億円→5.9億円(前の期は7.4億円)に48.0％上方修正し、減益率が46.5％減→20.7％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の経常利益も従来予想の1.4億円→3.3億円(前年同期は2.3億円)に2.3倍増額し、一転して44.0％増益計算になる。

　※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　今般の不正アクセスによる会員様情報の一部流出を受け、本年５月21日の本件公表直後より「Omiai」サービスにおける新規会員獲得を目的とするデジタル広告の出稿を全面的に一時休止いたしております。この措置に伴い広告費が削減された結果、販売促進費が当初想定を下回ったことにより、営業利益及び経常利益は前回発表予想と比較して増益となる見込みです。　一方、当期純利益につきましては１．の特別損失の計上見込みはあるものの、営業利益及び経常利益が前回予想を上回ること等により結果的に前回予想を上回る見込みです。配当予想について　2021年６月期の配当予想につきましては、上記の通り特別損失の計上見込みであるものの、営業利益、経常利益及び当期純利益は、前回予想値を上回る見込みであることに加え、安定的な配当方針を可能な限り維持する観点から、前回配当予想（期末配当として１株当たり６円）に変更はありません。（注）本資料に掲載されている業績予想等の将来に関する記述は、発表日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性がございます。