自律反発からの反騰期待、テクニカル好転も上昇後押し
時価総額:81.10億円
PER:6.03倍
PBR:1.02倍
工作機械中堅で切削工具用と精密金型用の特殊研削盤で国内トップ。独自のコア・テクノロジーである研削技術と精密機械製造技術を強みとしながら、海外での展開を加速させるため新たな協業を含め提携関係の強化に乗り出している。国内トップからグローバルニッチトップ企業を目指す。
業績面においては、過去最高益を更新した前期から減収減益を見込む計画だが、業績水準は高い水準を維持している。世界的な景気後退懸念がくすぶる中、前期同様に会社計画を保守的に出している可能性も高い。最終的には業績の上方修正を出すのが過去の通例となっていることにも目を向けておきたい。
株価は5/10の決算発表で今期の減益計画が確認され、投資家の嫌気売りが相次ぎ急落。事前に前期の着地予想で大幅な増額修正し期待感が高まっていただけに、その反動売りが出たものと思われる。5月は下値模索の展開を続けていたが、直近で自律反発の動きもみられる。テクニカルもMACDが好転シグナルで反騰相場に期待したいところ。