ヤマザキ、上期経常を赤字拡大に下方修正、通期も減額

　ヤマザキ <6147> [東証Ｓ] が10月27日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の4700万円の赤字→9100万円の赤字(前年同期は9500万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
　上期赤字拡大に伴い、通期の連結経常損益も従来予想の4800万円の黒字→2500万円の黒字(前期は2億1300万円の赤字)に47.9％下方修正した。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の3000万円の黒字→9000万円の黒字(前期は1億1100万円の赤字)に3.0倍上方修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年3月期第2四半期（累計）連結業績予想数値の修正（2023年4月1日～2023年9月30日）　売上高につきましては、概ね予想通り推移する見込みであります。　利益につきましては、工作機械部門において、一部工作機械において予想以上に製作コストが発生したことに加え、工作機械部門及び輸送用機器部門の両部門において、エネルギーコストや人件費の上昇分を販売価格に転嫁出来なかったこと等により、当初予想を下回る見込みであります。2024年3月期通期連結業績予想数値の修正（2023年4月1日～2024年3月31日）　売上高につきましては、概ね予想通り推移する見込みであります。営業利益及び経常利益につきましては、役員報酬の減額や各種経費節減等を実施するものの、第2四半期（累計）の影響により当初予想を下回る見込みであります。　親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、下記特別利益の発生により当初予想を上回る見込みであります。　なお、配当につきましては当初予想（15円）を修正しておりません。● 特別利益（投資有価証券売却益）の発生について　当社は、コーポレートガバナンスコードに基づく政策保有株式の方針見直しにより、下期において政策保有株式（1銘柄）を売却し、投資有価証券売却益8千万円を計上する見込みであります。