日経平均は4日ぶりに反発、一時39000円台つけるも上値重く2日連続安値引け
米国株安も為替の円安推移などが材料視されて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は一時39000円台を回復する場面が見られたものの、買いは続かず、上げ幅を縮小する展開となった。みずほFG<8411>など銀行株の上昇が目立っていることから、相対的にTOPIX優勢の地合いに。後場の日経平均は上げ幅をじりじりと縮め、2日連続で安値引けとなった。
大引けの日経平均は前日比107.21円高(+0.28%)の38642.91円となった。東証プライム市場の売買高は21億8810万株。売買代金は4兆6014円。業種別では、海運、鉱業、電気・ガス、銀行、輸送用機器などが上昇した一方、サービス、その他金融、非鉄金属、不動産、建設などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は49.4%、対して値下がり銘柄は46.6%となっている。
日経平均採用銘柄では、好業績や株主還元策などが材料視されてみずほFGが年初来
高値を更新したほか、コンコルディアFG<7186>、ふくおかFG<8354>、りそなHD<8308>、しずおかFG<5831>など銀行株が上昇。このほか、日本製鋼所<5631>、ディスコ<6146>、スクリーンHD<7735>、日揮HD<1963>、日産自動車<7201>などが上昇したほか、昨日急落した関西電力<9503>が反発した。
一方、通期業績見通しの下方修正などが影響して電通G<4324>が売り優勢でストップ安となったほか、ネクソン<3659>、楽天グループ<4755>が続落。クレディセゾン<8253>は純利益見通しを上方修正したものの下落。アサヒグループHD<2502>も決算が嫌気されて売られた。このほか、荏原製作所<6361>、パナソニックHD<6752>、フジクラ<5803>、クボタ<6326>などが下落した。
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