為替の円安で出遅れ水準を一気に取り戻す期待感
【事業内容】
工作機械の大手でマシニングセンタが主力で放電加工機やグラファイト加工機などを製造・販売している。あらゆる分野の部品や金型の加工に対応できるマシニングセンタはアルミダイカストの量産加工に向いた横形とナノレベルで超微細加工に向いた立形などがある。
【業績面】
業績面においては4/30に前期本決算を発表、売上高は前々期比22.1%減収、営業利益は同83.0%減益と落ち込んだ。3度にわたる業績下方修正の中で3/6には新型コロナウイルス感染症の影響を懸念して営業利益23億円着地を見込んだ一方、中国市場では思いの外堅調に売上を確保し、期末1-3月は減益幅を抑えられた。
今期は引き続き新型ウイルス影響を加味しながらも、一部では5G、テレワークといった通信デバイス需要の増加を見込み半導体製造装置向けの受注回復を期待している。また自動車の金型や部品加工向けの引き合い増加もふまえれば、生産本格化に向けた設備投資需要の回復状況次第では今期赤字転落予想はかなり保守的な数値に映ってくることだろう。
【株価動向】
株価は上値の重さを感じさせながらも3/19安値2453円からは緩やかな回復基調にあり、足元では市場全体の底上げから循環物色が回ってきたとみられる。シクリカルな銘柄の中でも重い設備投資の回復は鈍いと考えられるが、株価としては先を見て動く習性からまず目先は出遅れ水準の訂正の動きが強まってくるとみている。海外売上高比率が75%と非常に高く、為替の円安影響はプラスに働いてくることだろう。
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