米国株の大幅高を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。為替も1ドル147円水準と前日比ではやや円安ドル高に振れたことなどから、日経平均は35000円台で開始した後、35671.31円まで上げ幅を拡大した。買い一巡後は、3連休前などが意識されて前日比マイナス圏に突入する場面が見られたものの、なんとか35000円台で取引を終了。なお、8月限オプション特別清算指数(SQ値)は35661.68円(速報値)となった。
大引けの日経平均は前日比193.85円高(+0.56%)の35025.00円となった。東証プライム市場の売買高は25億4744万株。売買代金は6兆3348億円。業種別では、非鉄金属、その他金融業、サービス業、銀行業、卸売業などが上昇した一方、電気・ガス業、空運業、ゴム製品、陸運業、金属製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は74.4%、対して値下がり銘柄は23.8%となっている。
日経平均採用銘柄では、事業売却報道を材料にトレンドマイクロ<4704>がストップ高比例配分となったほか、フジクラ<5803>も好業績と株主還元策が材料視されてストップ高比例配分。決算を材料に日揮ホールディングス<1963>、三井金属<5706>が買い優勢となった。このほか、大成建設<1801>、清水建設<1803>、伊藤忠<8001>、レゾナックホールディング<4004>、コンコルディア・フィナンシャル<7186>、ふくおかFG<8354>、ソフトバンクグループ<9984>が買われた。
一方、7-9月期営業増益見通しの弱さが懸念されてネクソン<3659>が大幅安となったほか、資生堂<4911>、SUMCO<3436>が引き続き下落。決算発表が嫌気されたニコン
<7731>、アマダ<6113>、バンダイナムコHD<7832>も売り優勢となった。このほか、太陽誘電<6976>、三菱電機<6503>、ディスコ<6146>、ダイキン<6367>、ニチレイ<2871>が下落した。
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