当第2四半期累計期間については、前期より始まった大口取引先のトータルメンテナンスサービスや大口の空調設備改善工事が順調に推移したことが、売上の増加に大きく寄与した。また、付加価値の高い環境ソリューションサービスにおける省エネ工事が、新型コロナウイルスの規制緩和が進んだことにより本格再開でき、増加傾向にある。加えて、2022年12月1日より新しく連結対象となった兵庫機工の影響もあり、売上高は増収となった。従来の強みである、幅広い空調・給排水メンテナンス・工事に対応できる技術力、全国どこでも対応できるエリア拡大、また過去から地道に実績を積み上げたこと等により、今期は主に小売業の既存顧客に評価され、受託エリアや管理店舗数拡大などの好影響があった。また、工事進行基準の適用案件が想定以上に進捗し計上が前倒しとなったことや、同社サービスエンジニアがメンテナンスだけではなく多種多様な空調工事にも対応できる多能工化のさらなる進化、加えてこれまで取り組んできた粗利改善・M&Aなど各種プロジェクトの効果によって生産性が上がり、売上総利益は前年同期比53.3%増の20.86億円となった。また、販売費及び一般管理費は、中期経営計画を見据えての人的投資・人材育成に積極的に取り組んだことによる人件費の増加等により、同28.7%増の16.50億円となった。これらの結果、各段階の利益は増益となった。
メンテナンス事業の売上高は前年同期比37.9%増の86.75億円、セグメント利益は同414.5%増の4.06億円となった。
建設関連製品サービス事業の売上高は9.31億円、セグメント利益は0.28億円となった。
2024年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比21.5%増の179.00億円、営業利益が同26.7%増の7.29億円、経常利益が同26.4%増の7.32億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.9%増の4.70億円とする期初計画を据え置いている。
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