<2678> アスクル 3065 -310大幅続落。前日に前5月期の決算を発表している。営業利益は41.9億円で前期比52.7%減益、昨年2月に発生した火災の影響で大幅減益となったが、従来予想の38億円はやや上回る着地となった。一方、今期は60億円で同43.1%増と回復を見込んでいるが、17年5月期の88.6億円には届かず、ネガティブな見方が優勢のようだ。外部委託分の宅配運賃の値上げの影響などが響くもよう。
<2733> あらた 5320 -820大幅反落。49.8万株の公募増資、30万株の自己株式処分、上限11.9万株のオーバーアロットメントによる売出を行うと発表。計91.7万株は発行済み株式数の5.3%となる。手取り概算額は54.6億円で設備投資資金に充てるもよう。さらに、120%コールオプション条項付第2回無担保CBを発行することも発表。社債総額は60億円、転換価格は7月10日から13日の間に決定。潜在株式比率は4.1%となる。
<6044> 三機サービス 1995 +183大幅続伸で一時上昇率トップ。前日に業績予想の上方修正を発表している。18年5月期営業利益は従来予想の6.3億円から7.8億円に上方修正、増益幅が拡大することになる。小売り業界の大口顧客向け設備メンテナンスの受注が伸びたほか、病院などへの省エネ事業提案も安定化しているもよう。業績好調に伴って、期末一括配当金も従来計画の23円から28円に引き上げ、前期比8円の増配とする。
<4745> 東京個別 1065 +104大幅続伸。前日に発表した第1四半期決算が好感されている。売上高は36.8億円で前年同期比7.3%増収、営業損益は6.2億円の赤字となった。閑散期で赤字決算となっているが、前年同期比では1.4億円の損益改善となり、通期では0.7億円改善見込みの中、想定以上の収益改善と捉えられている。新店効果などで授業料売上高が増加したほか、講習会売上高などもおおむね好調に推移しているもよう。
<3660> アイスタイル 1197 -2買い先行もマイナス転換。東海東京証券では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を1090円から1450円に引き上げている。経営基盤の拡充に伴い、17年6月期をボトムに業績は拡大期に入ったと判断しているもよう。営業利益は今・来期と2ケタの利益成長が続くとみているほか、20年6月期には前期比2.1倍の52億円にまで収益が急拡大すると予想しているようだ。
<2918> わらべ日洋 2205 -248大幅反落。前日発表の第1四半期の決算が嫌気されている。営業利益は11.2億円で前年同期比30.3%減益、上半期計画の同6.6%減益予想との比較では想定以上に減益幅が広がる形に。人件費上昇や新規設備投資の影響、水産加工品の取扱高減少などが響いた。なお、株主優待制度を拡充、これまで100株以上の株主は1000円分のクオカードであったが、継続保有期間3年以上で倍の2000円分を提供としている。
<8905> イオンモール 1818 -132大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は126.5億円で前年同期比4.5%増益、海外事業が牽引する形で増益となったが、上半期計画の同8.5%増益に比べて、増益率はやや限定的なものとなっている。国内事業が想定よりも伸び悩んだ格好だが、比較的業績安定感が強いと位置づけられている銘柄だけに、売り材料視する動きが先行している。
<9787> イオンディライ 4130 +370大幅続伸。前日に発表した第1四半期決算を好感している。営業利益は46.4億円で前年同期比13.6%増益、上半期計画は90億円で同2.2%増益であり、順調なスタートと捉えられているようだ。建設施工事業以外のセグメントは軒並み増収となり、とりわけ、主力の設備管理事業や清掃事業の売り上げが順調に拡大している。ディフェンシブ性の強さなども買い安心感につながる格好へ。
<5384> FUJIMI 2474 +58反発。JPモルガン証券では投資判断を新規に「オーバーウェイト」、目標株価を
3000円に設定した。半導体デバイスの高度化、製造プロセスの最適化は不可逆的なトレンドとなっており、これら要求を満たす半導体製造プロセス材料の一部は、構造的な成長サイクルに突入していると指摘。同社はCMPスラリーのポリシリコン層に圧倒的な優位性を持ち、構造変化を全面的に享受可能と判断。株主還元の更なる強化も期待可能と。
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