今週の新興市場は上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+3.72%だったのに対して、グロース市場指数は+1.09%、グロース市場250指数は+0.98%。日経平均株価は先週に大きく上昇した流れを引き継ぎ、史上最高値を更新。東証プライムの売買代金は5兆~6兆円レベルの高水準が続き、主力大型株主導の展開だった。半面、大型株に資金がシフトする中、グロース250指数は、週前半は利食い優勢に。時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は、週間ベースで+2.48%だった。
時価総額上位銘柄では、弁護士ドットコム<6027>の週間上昇率が17%を超えた。26年3月期第1四半期の決算に加え、東証グロース市場からプライム市場への区分変更申請の発表が材料視された。FFRIセキュリティ<3692>やBuySell Technologies<7685>は、決算評価からストップ高を交えての上昇。一方で、トライアルホールディングス<141A>は四半期決算を受けて一時急落する場面がみられた。
その他、アイデミー<5577>が週間で96%超の上昇。アクセンチュア
今週のIPOは、15日にアクセルスペースホールディングス<402A>が東証グロース市場に上場した。初値は公開価格の約2.0倍となる751円となり、その後もストップ高を交えての上昇で15日は924円で終えている。
■日経平均株価がこう着感を強めると中小型株へ物色が向かう可能性
来週の新興市場は、中小型株の決算発表も一巡したことから、手掛かり材料に欠ける状況になりそうだ。プライム銘柄に海外投資家と観測される資金流入が目立つ中、引き続きプライム優位の需給状況になりやすいだろう。ただ、先週14日に日経平均株価が大きく調整した局面においては、新興市場への資金シフトがみられていた。来週は、週後半に米国でジャクソンホール会議が開催され、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えていることから、日経平均株価がこう着感を強めてくるようだと、中小型株へ物色が向かう可能性はありそうだ。
決算については、8月15日の引け後に発表したWOLVES HAND<194A>は、25年6月期の業績は期首計画を上回っての着地となり、26年6月期においても増収増益を見込んでいる。一方で、ロジザード<4391>は、25年6月期は期首計画を上回っての着地だったが、26年6月期については3期ぶりに減益を見込んでいることで、15日に急伸した反動が警戒されよう。
そのほか、BTM<5247>とヘッドウォータース<4011>は15日、生成AIをはじめとするAIエージェント領域で協業を本格化すると発表。ヘッドウォータースが有するAIエージェントの開発には、BTMの子会社BTMAIZが戦略的パートナーとして参画しており、すでに金融機関や製造業対応など、複数の企業においてAIエージェントの実証が進んでいる。
なお、来週はIPOが予定されていない。
<FA>
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