4. ビジネスモデル
タクマ<6013>のビジネスモデルは、従来のプラントEPC(設計・調達・建設)に加え、長期的な運転管理(O&M)や大規模改造、さらにはリプレースまでを自社で完結させる体制を構築することで、単発型の受注ビジネスから、安定したキャッシュ・フローを生むストック型ビジネスへの転換を進めている。このモデルは、建設後の20年以上に及ぶ保守・運転契約を通じて、設備のライフサイクル全体を支える点に特徴がある。例えば、ごみ焼却施設においては、初期の設計・建設に留まらず、その後の運転支援、設備点検、改造工事、最終的なリプレース提案までを一貫して提供する。これにより顧客との長期関係が築かれ、再投資機会も取り込みやすくなる。さらに、同社は国内において高い実績を持ち、合計22施設の長期運転管理案件を保有しており、これが中長期の業績安定性の基盤となっている。EPCを起点にO&M、リニューアルと段階的に収益を積み上げていく「循環型のビジネススキーム」は、今後の成長戦略の中核に位置付けられている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
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