1. 会社概要
同社は、温暖化などの環境問題を解決するため、また循環型社会を実現するため、「環境」と「エネルギー」を主要テーマに燃焼技術をコアとして、廃棄物処理、水処理など環境・エネルギーの分野で様々な技術を生み出し、プラントエンジニアリング事業を展開している。同社の納入するプラントは、地域のごみ処理を支える。そして同社は電力や熱を供給する重要なインフラとしてプラントを数年かけて建設した後、20年、30年の継続的なアフターサービスを行う。そのなかで蓄積される技術やノウハウを次のEPCやアフターサービスに生かしていくことで、同社は強みをさらに強化している。
2. 沿革
同社は、1912年に開発した「タクマ式汽罐」により明治・大正における日本十大発明家として1930年に表彰された創業者・田熊常吉が、ボイラーの製造販売を目的として1938年6月に設立した企業である。その後は、創業の精神である「汽罐報国(ボイラーを通じて社会に貢献する)」の理念を継承し、燃焼技術をコアに事業展開し、1949年に東京証券取引所(以下、東証)及び大阪証券取引所に上場した。1958年にごみ焼却処理プラントや水処理プラント等の環境設備部門にも進出し、1963年に日本初の連続式ごみ焼却プラントを大阪市に納入した。2019年には遠隔監視・運転支援拠点「Solution Lab」を開設し、アフターサービスにも注力している。2022年4月、東証の市場区分の見直しに伴い、市場第1部からプライム市場へ移行した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<HN>
この銘柄の最新ニュース
タクマのニュース一覧- タクマ Research Memo(6):政策保有株縮減と2025年3月期中間配当増配で株主還元強化 2024/12/26
- タクマ Research Memo(5):売上減少も営業利益9.5%増、収益性の改善が注目される見通し 2024/12/26
- タクマ Research Memo(4):2025年3月期第2四半期は、売上堅調・利益大幅増加で収益性が大きく改善 2024/12/26
- タクマ Research Memo(3):4つの事業セグメント、ビジネスモデル 2024/12/26
- タクマ Research Memo(1):売上堅調で利益大幅増加、収益性向上と成長を目指す中長期戦略 2024/12/26
マーケットニュース
おすすめ条件でスクリーニング
タクマの取引履歴を振り返りませんか?
タクマの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。