三協立山（5932）三角保ち合い離れの美しいチャートに注目

◆今週の相場は、底堅い展開を想定

先週に日経平均の５日線が上向きに転換したため、今週の相場は底堅い展開になることを想定しています。

ただし、円高の警戒感が残りますし、日経平均が１７０００円を超えて上昇が続くような買い材料が見当たらないため、中小型株から選びました。

◆週足チャートの三角保ち合い離れに期待

アルミ建材大手の三協立山（5932）に注目します。

選んだ理由は、週足チャートのとてもきれいな三角保ち合いを上に離れたためです。

チャートパターンでよく知られている三角保ち合いには、上値切り下げ、下値切り上げの中立型、上値一定、下値切り上げの強気型、上値切り下げ、下値一定の弱気型の３タイプに分かれます。

この銘柄は、週足チャートで２月の安値を基点にして、上値一定、下値切り上げの強気型の三角保ち合い中でした。そして先週末にかけて、強気型の三角保ち合いの上値１６００円水準を上に抜けました。

さらに週足の陽線で上に抜けるとともに、年初来高値も更新する強い動きになっています。

三角保ち合いは離れるとしばらく離れた方向に動きが出るといわれるチャートパターンです。きれいな三角保ち合い離れから、年初来高値の更新に期待します。