三和ＨＤ、今期経常を38％上方修正

　三和ホールディングス <5929> が10月30日昼(11:30)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比15.9％減の90.6億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の210億円→290億円(前期は334億円)に38.1％上方修正し、減益率が37.3％減→13.4％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比12.1％減の199億円に減る計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比10.8％減の90.5億円に減り、売上営業利益率は前年同期の8.9％→8.5％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　今後の経済見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の継続により先行き不透明感が強い状況にありますが、当第2四半期連結累計期間における当社グループ事業への影響が想定したほどではなかったこと、また足元の経済回復基調が継続するとの前提に基づき、2020年5月14日に公表いたしました2021年3月期通期の連結業績予想を修正いたします。なお、当期の配当予想につきましては、1株当たり年間34.0円（第2四半期四半期末・期末ともに17.0円）から変更しておりません。（注）本資料に記載しております予想数値は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。