<動意株・29日>(大引け)=オリジナル設計、信越ポリマー、ベルパークなど
信越ポリマー<7970.T>=急伸。岩井コスモ証券は26日、同社株の投資判断を新規「B+」でカバレッジを開始した。目標株価は1500円とした。電子デバイスと精密成形品の両事業が完全に復調しており、今期は5期連続営業増益が見込めることを材料視している。25日に発表された第3四半期(17年4~12月)の連結営業利益は前年同期比20%増の53億9800万円だった。今18年3月期の予想営業利益65億円に対する進捗率は83%に達しており、同証券では今期は70億円で上振れて着地を予想。19年3月期は同79億円を見込んでいる。
ベルパーク<9441.T>=後場急騰し実質上場来高値を更新。午後1時30分ごろ、集計中の17年12月期連結業績について、売上高が従来予想の840億円から885億円(前の期比1.3%減)へ、営業利益が29億円から31億円(同8.9%増)へ、純利益が17億円から21億5000万円(同30.8%増)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。法人顧客向けの販売が好調に推移したことに加えて、子会社ベルパークネクストの業績が好調に推移したことが寄与したという。
高田機工<5923.T>=ストップ高。同社は26日取引終了後、18年3月期の単体業績予想の上方修正を発表した。売上高を170億円から185億円(前期比18.9%増)へ、営業利益を6億円から9億円(同89.1%増)へ、最終利益を6億円から9億3000万円(同90.2%増)へそれぞれ増額した。売上高は、手持ち工事が順調に進捗したことで、予想を上回る見込み。損益面では、売上高の増加に加え、第3四半期に竣工した工事の設計変更による増額が寄与し営業利益は予想を大きく上回る見込みとなった。営業利益の増額にともない、経常利益、最終利益も予想を上方修正した。
橋本総業ホールディングス<7570.T>=後場終盤になって一段高。同社は午後2時15分ごろに発表した第3四半期累計(17年4~12月)連結決算が、売上高944億5200万円(前年同期比5.1%増)、営業利益14億7400万円(同35.1%増)、純利益11億4600万円(同71.8%増)と大幅増益だったことが好感されている。管材類で住宅関連商材の需要が堅調に推移したことや、建築設備関連のプレハブ加工管類やプラント関連のバルブ類の需要が増加したことが貢献した。また、衛生陶器・金具類では一体型温水洗浄便器のモデルチェンジに伴う需要が増加したことや、非住宅関連商材の需要が好調に推移したことも寄与した。
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576.T>=一時ストップ高。同社は前週末26日の取引終了後、同社が創製した緑内障治療剤「H-1337」について、緑内障・高眼圧症を適応症とした米国第1/2a相臨床試験を開始するため、米国食品医薬品局(FDA)に対してIND申請(治験許可申請)を25日付で提出したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同試験では、緑内障・高眼圧症患者を対象に、投与した際の安全性および薬物動態の評価、眼圧下降効果の用量反応性などを検討し、POC(創薬概念の検証)を取得することが目的。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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