少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証1部上場企業では726社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は今期の経常利益が増益または黒字転換を見込んでいる企業に注目。加えて、割安株という観点から配当利回りが3%以上、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍以下の銘柄に絞り込んだ。
下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)今期経常利益が増益または黒字転換、(3)配当利回りが3%以上、(4)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる18社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、利回り、PBRは12月30日現在)
なお、3日(日)16時00分に「新年、10万円で買える好業績・高利回り【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 ┌ 経常利益┐ 配当 実績
コード 銘柄 金額 増益率 今期 利回り PBR
<3315> 日本コークス 8900 416 5100 3.37 0.54
<7494> コナカ 29200 黒転 831 6.85 0.30
<5020> ENEOS 37040 黒転 175000 5.94 0.52
<9119> 飯野海 42900 41.8 4900 3.03 0.60
<9760> 進学会HD 43400 黒転 1200 3.46 0.35
<8018> 三共興 48000 242 1900 3.13 0.62
<9412> スカパーJ 50800 2.6 16500 3.54 0.65
<8869> 明和地所 55300 146 2600 5.42 0.55
<7987> ナカバヤシ 63100 6.0 2900 3.49 0.67
<2674> ハードオフ 71700 13.4 1100 4.88 0.80
<6306> 日工 71800 26.1 2700 4.18 0.90
<1420> サンヨーH 72600 80.7 750 3.44 0.53
<8904> アバンティア 85000 20.3 1600 4.47 0.49
<9508> 九州電 88800 12.4 45000 3.94 0.63
<7840> フラベッドH 90100 6.7 2600 3.11 0.90
<6345> アイチコーポ 91700 6.1 6600 3.16 1.00
<5909> コロナ 93000 13.6 900 3.01 0.38
<9991> ジェコス 96000 1.4 6800 3.65 0.61
※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、利回り、増益率が%、PBRが倍。
※今期最終赤字、権利付き最終日を過ぎた11・12月決算期の銘柄は除いた。
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