東京株式(大引け)=6円安、買い一巡後は値を消し小幅続落
大引けの日経平均株価は前週末比6円96銭安の1万6620円29銭と続落。東証1部の売買高概算は16億8540万株、売買代金概算は2兆314億5000万円。値上がり銘柄数は1166、対して値下がり銘柄数は697、変わらずは105銘柄だった。
前週末の欧米株市場は高安まちまちの展開で、きょうの東京市場は、朝方は円安などを追い風材料に反発して始まったが、その後は戻り売りに押される展開で徐々に伸び悩んだ。安倍政権の政策期待や追加緩和期待に対する思惑は根強いものの、参院選後の急速な株価上昇の反動が意識されるほか、前週末時点の東証1部の騰落レシオが131%と過熱ゾーンにあったことも、買いを手控えさせる背景となった。今週から本格化する企業の四半期決算発表を前に、業績面に対する慎重な見方も主力株を中心に全体の上値を重くした。一方、下値ではバリュエーションに着目した押し目買いの動きが観測され、大きくバランスを崩すこともなかった。
個別では、任天堂<7974.T>がストップ安、サノヤスホールディングス<7022.T>、イマジカ・ロボット ホールディングス<6879.T>など先駆急騰していたポケモン関連銘柄も値幅制限いっぱいに売られた。日本マクドナルドホールディングス<2702.T>も大幅安。このほかワイエイシイ<6298.T>、TOWA<6315.T>、日本金銭機械<6418.T>などの下げも目立った。
半面、日本電産<6594.T>が大幅高、キーエンス<6861.T>、マツダ<7261.T>も物色人気となった。シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687.T>が連続ストップ高に買われ、沖電線<5815.T>、昭和電線ホールディングス<5805.T>など電線株も値を飛ばした。日本冶金工業<5480.T>が上昇、日新電機<6641.T>、アイ・オー・データ機器<6916.T>の上げ足も目立った。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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