東京株式(前引け)=薄商いのなか小幅安値圏でもみ合う
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が総じて軟調だったことや、WTI原油先物価格も続落したことなどで目先の利益を確定しようという動きが優勢となった。ただ、下値では日銀のETF買いに対する期待などもあり、下げ幅も限定的。決算絡みの思惑を除けば足もと手掛かり材料を欠いており、為替の動向を横目に薄商いのなか小動きに終始した。業種別には水産や食料品などのディフェンシブが買われ、鉱業や機械セクターに売りが目立つ展開となっている。
個別ではコマツ<6301.T>が値を下げ、富士通<6702.T>も軟調。ここ急騰していた日本鋳鉄管<5612.T>が利食われ、三菱自動車<7211.T>も反落した。カシオ計算機<6952.T>、IHI<7013.T>が安く、アルコニックス<3036.T>も下落した。半面、SMK<6798.T>が値を飛ばしたほか、太平洋セメント<5233.T>が商いを膨らませて物色人気となった。くらコーポレーション<2695.T>が上昇、タツタ電線<5809.T>、鉄建<1815.T>も高い。提携報道を受けて、キリンホールディングス<2503.T>やコカ・コーライーストジャパン<2580.T>なども買われている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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