■マイポックス <5381> 640円 (+100円、+18.5%) ストップ高
マイポックス <5381> [東証S]がストップ高。微細表面加工の液体研磨剤を手掛けており、AIデータセンターの建設ラッシュに伴い光ファイバー用研磨剤で中期的な需要獲得の思惑があるほか、ダイヤモンドウエハーの研磨加工でも実力が高い。日米関税交渉で合意した5500億ドル規模の対米投資に際し、その第1号案件として人工ダイヤの生産プロジェクトが浮上していることが伝わったが、市場では「研磨剤や研磨加工メーカーにビジネスチャンスが膨らむ公算が大きい」(中堅証券ストラテジスト)という声も聞かれた。同社はその条件に見合う銘柄として投資資金の物色対象となっていたもようだ。
■FJネクHD <8935> 1,677円 (+222円、+15.3%)
東証プライムの上昇率トップ。FJネクストホールディングス <8935> [東証P]が急反騰。3日午後2時ごろ、26年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高予想を従来予想の1250億円から1390億円(前期比23.6%増)、営業利益予想を96億円から135億円(同42.3%増)に引き上げた。営業利益は6期ぶりに過去最高益を更新する見通し。同時に期末配当予想は特別配当6円を加え34円とし、年間配当予想は62円(前期は54円)になる。業況と株主還元姿勢を評価した買いが集まっていた。不動産開発事業において資産運用型マンションの販売が計画を上回っていること、保有するマンションの賃料が上昇傾向にあることなどを踏まえた。
■ティラド <7236> 10,000円 (+1,200円、+13.6%)
東証プライムの上昇率3位。ティラド <7236> [東証P]が4日続急騰。同社は2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。今期の売上高予想は従来の見通しから60億円増額して1600億円(前期比0.5%増)、最終利益予想は23億円増額して87億円(同2.0倍)に引き上げており、評価された。アジア子会社の業績動向を踏まえ売上高予想を増額したほか、米国ビジネスにおいて他拠点生産移管による改善が想定より進捗。関税負担分の取引先転嫁も進み、利益が上振れする。4-12月期の売上高は1180億8200万円(前年同期比3.7%増)、最終利益は同5.9倍の68億6900万円だった。
■キオクシア <285A> 20,785円 (+2,425円、+13.2%)
東証プライムの上昇率4位。キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が急反騰。大和証券は2日、春の日経平均株価の定期銘柄入れ替えの予想を発表した。日経平均株価の定期入れ替えは原則として年2回(4月と10月の第1営業日)予定されている。キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が急反騰。除外候補はジーエス・ユアサ コーポレーション <6674> [東証P]とした。2銘柄の入れ替えの場合、予備採用候補はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> [東証P]、予備除外候補はカシオ計算機 <6952> [東証P]とした。定期入れ替えに関する日本経済新聞社からの発表は、遅くとも3月10日頃までにはあると見込んでいる。
■住友電 <5802> 7,655円 (+851円、+12.5%) 一時ストップ高
東証プライムの上昇率5位。住友電気工業 <5802> [東証P]が続急騰。一時ストップ高をつけ、上場来高値を更新した。同社は3日、26年3月期の業績予想の上方修正を発表。売上高予想を4兆7500億円から4兆9000億円(前期比4.7%増)、最終利益予想を2300億円から3200億円(同65.1%増)にそれぞれ引き上げた。発表を好材料視した買いが入り、ショートカバーを巻き込んで株高に弾みをつけた。第3四半期累計(4-12月)は情報通信関連や自動車関連の需要が堅調に推移し、コスト低減と売値改善による効果があって業績は想定を上回った。住友電設 <1949> [東証P]の全株式を売却する予定であり、これに伴う特別利益の影響も踏まえた。
■日本信号 <6741> 1,484円 (+161円、+12.2%)
東証プライムの上昇率7位。日本信号 <6741> [東証P]が5日ぶり急反騰。3日、26年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の最終利益予想を上方修正した。今期の最終利益予想は従来の見通しから20億円増額して95億円(前期比11.7%増)に引き上げている。減益予想から一転して前期に続き過去最高益を更新する見通し。更に、配当予想も増額修正しており、買いを誘引する形となった。政策保有株式の縮減方針に基づいた有価証券売却益の発生や、遊休資産の売却を背景とする特別利益の発生による影響を織り込んだ。売上高と営業・経常利益の予想は据え置いた。期末配当予想は7円増額し37円に修正。年間配当予想は50円(前期比7円増配)となる。4-12月期の売上高は708億800万円(前年同期比11.0%増)、最終利益は40億1300万円(同56.8%増)だった。
■AIメカ <6227> 9,300円 (+970円、+11.6%)
AIメカテック <6227> [東証S]が5日ぶり急反騰。 半導体パッケージ関連装置を主力商品として手掛けるが、生成AI市場の急拡大を背景としたAIサーバー向けで特需を取り込んでおり、業績は25年6月期の営業利益8倍化に続き26年6月期も営業2割増益を見込むなど飛躍的な成長局面にある。そうしたなか、2日取引終了後に著名投資家の片山晃氏が財務省に提出した大量保有報告書によると、同氏のAIメカ保有株比率が6.53%と新たに5%を超過したことが判明した。保有目的は「純投資」としている。株価は年明けから動きを一変、陽線の連続で急速に上値指向を強めていたが、直近は調整を入れていたことで買いやすさも生じていた。片山氏の大株主浮上が手掛かり材料となって投資資金を強く誘引する形となった。
■TDK <6762> 2,212.5円 (+227円、+11.4%)
東証プライムの上昇率9位。TDK <6762> [東証P]が6日続急騰。同社は2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想を上方修正した。今期の売上高予想は従来の見通しから1000億円増額して2兆4700億円(前期比12.0%増)、最終利益予想は100億円増額して1900億円(同13.7%増)に引き上げた。期末配当予想は2円増額の18円に見直した。年間配当予想は34円(前期は株式分割後ベースで30円)となる。業況と増配修正を好感した買いが集まった。スマートフォンの新モデルの立ち上がりを背景に、二次電池やセンサーの販売が拡大した影響に加え、データセンター向けのHDDの需要が堅調に推移し、HDD用サスペンションの販売が好調となっており、円安効果とともに業績予想に反映した。4-12月期の売上高は1兆8585億6600万円(前年同期比11.3%増)、最終利益は1812億800万円(同12.6%増)だった。
■京セラ <6971> 2,599.5円 (+264.5円、+11.3%)
東証プライムの上昇率10位。京セラ <6971> [東証P]が3日続急騰。2000年1月以来、26年1ヵ月ぶりの高値をつけた。2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の1兆9500億円から2兆200億円(前期比0.3%増)、営業利益予想を700億円から1000億円(同3.7倍)、最終利益予想を950億円から1200億円(同5.0倍)に引き上げており、業況を好感した買いが入った。半導体関連事業で需要が高水準に推移するなか、為替レートの円安進行もあり、4-12月期の業績は想定を上回った。建設・産業向け資材・工具の流通事業を手掛ける子会社だった米Kyocera Industrial Toolsの全株式を1月に売却した影響も利益を押し上げる。4-12月期は売上高が1兆5219億9600万円(前年同期比2.0%増)、営業利益が706億2100万円(同5.8倍)、最終利益が979億5100万円(同5.3倍)だった。情報通信関連市場向けセラミックパッケージ、データセンター向け有機パッケージなどの半導体関連部品の販売が増えた。前年同期に半導体部品有機材料事業における有形固定資産の減損損失約430億円を計上していた反動も相まって大幅増益となった。
■住友化 <4005> 506.5円 (+48.7円、+10.6%)
住友化学 <4005> [東証P]が急反騰。同社は3日午後1時30分ごろ、26年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の1600億円から1650億円(前期比14.5%減)に引き上げた。売上収益予想も2兆2900億円から2兆3000億円(同11.8%減)に上方修正。半導体プロセス材料の出荷が増加する見込みであることなどが主な要因だとしている。また、期末配当を従来計画比1円50銭増額の7円50銭とすることも発表。これにより、中間配当6円をあわせた年間配当は13円50銭(前期は9円)となる。
■精工技研 <6834> 14,640円 (+1,310円、+9.8%)
精工技研 <6834> [東証S]が3日続急伸。米国時間3日の夕刻に開示される半導体大手アドバンストマイクロデバイシズ
■東エレデバ <2760> 3,650円 (+265円、+7.8%)
東京エレクトロン デバイス <2760> [東証P]が5日ぶり急反発。2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算を発表した。売上高が1467億1600万円(前年同期比9.5%減)、営業利益が63億600万円(同28.8%減)、最終利益が50億3000万円(同9.8%減)だった。第3四半期(10-12月)は売上高が504億7200万円(前年同期比0.2%増)、営業利益が27億4500万円(同7.0%増)、最終利益が24億5000万円(同93.1%増)になったとしており、足もとの業況を評価した買いが入った。4-12月期累計は半導体及び電子デバイス事業が大幅な減収減益になった。産業機器向けで主にプロセッサーとアナログICが減少した。一方、半導体需要は緩やかな回復傾向を見せており、半導体及び電子デバイス事業における10-12月期の受注高は前年同期比36.1%増の水準。また、同期間において半導体やソフトウェアなどの設計・開発を行う持ち分法適用関連会社だったカナダのファイダス・システムズ社の全株式を譲渡したことに伴い特別利益として投資有価証券売却益10億6600万円を計上した。
■豊田合 <7282> 4,497円 (+323円、+7.7%)
豊田合成 <7282> [東証P]が急反発。昨年来高値を更新した。同社は3日、26年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算を発表。あわせて通期の業績予想を上方修正した。今期の最終利益予想は従来の見通しから100億円増額して530億円(前期比45.9%増)と2期ぶりの最高益更新を計画しており、評価されたようだ。売上高予想は900億円増額して1兆1400億円(同7.6%増)に修正した。顧客の生産台数の増加や為替影響などを加味し、業績予想に反映した。4-12月期の売上高は8306億1800万円(前年同期比5.5%増)、最終利益は438億9300万円(同36.0%増)となった。
■高島屋 <8233> 2,148.5円 (+146.5円、+7.3%)
高島屋 <8233> [東証P]が4日続急伸。昨年来高値を連日で更新。2日の取引終了後、1月度の国内百貨店売上速報を開示。合計で前年同月比6.7%増となった。対中関係が悪化するなかで百貨店全般に訪日中国人客の購買金額の減少による影響が懸念されていたが、増収となったことを好感した買いが入ったようだ。1月7日に営業を終了した堺店を除く既存店ベースでは同7.4%増。免税売上高は同18.9%減となった。国内顧客に関しては気温の低下に伴いコートなど冬物衣料に動きがみられたほか、食料品が堅調に推移した。
■アンリツ <6754> 2,315円 (+156円、+7.2%)
アンリツ <6754> [東証P]が続急伸。同社は2日、自社の自動車緊急通報システム「Hybrid eCall」評価ソリューションが欧州技術認証を取得したと発表。これが材料視されたようだ。Hybrid eCallは、4G(LTE)による高速通信と、従来の2Gや3Gなどの低速通信を組み合わせ、通信環境に応じて最適な通信方式を自動的に選択し、途切れない緊急通報を実現する技術。認証に準拠した評価ソリューションにより、自動車メーカーや部品メーカーは、Hybrid eCallシステムの導入をより効率的かつ確実に進めることが可能になるという。また、同社は3日、世界初となる透過型NIR(近赤外線分光法)を用いて錠剤内部を非破壊で全数検査するNIR錠剤検査装置「Ariphas(アリファス)」の一般販売を開始したことを明らかにしている。
■JR東海 <9022> 4,640円 (+312円、+7.2%)
東海旅客鉄道 <9022> [東証P]が4日続急伸。2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正しており、株価の支援材料となった。今期の売上高予想は従来の1兆9370億円から1兆9690億円(前期比7.5%増)、最終利益予想は4800億円から5020億円(同9.5%増)に見直した。4-12月期の売上高は1兆5141億5200万円(前年同期比10.7%増)、最終利益は4592億3200万円(同21.9%増)となった。大阪・関西万博が閉幕した後も、東海道新幹線は前期を上回る利用状況が続いているとし、4-12月期の運輸収入が前年同期比で12%増となった。通期の業績予想においても運輸収入の見通しを増額した。
※3日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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