非鉄砂型鋳造に加え、マグネシウムを中心としたダイカスト工法領域で事業拡張に向けた協議を開始
株式会社JMC(神奈川県横浜市、代表取締役社長兼CEO:渡邊 大知)は、株式会社STG(大阪府八尾市、代表取締役社長:佐藤 輝明 コード番号:5858 東証グロース)「以下STG」と、業務提携契約を締結いたしました。
今後、当社とSTGは、製造および販売の分野で両社の強みを活かしたものづくりを進め、相互の事業成長に向けた協力体制の確立、技術・人材交流などを積極的に推進してまいります。
1. 業務提携の背景および目的
JMCは3Dプリンター事業、鋳造事業、CT事業を通じて、お客様のものづくりをトータルでサポートするリーディングカンパニーを自負しており、主力の鋳造事業は業界の事業者数の減少が進む中でも、非鉄砂型鋳造による量産領域への領域拡張や、ギガキャスト(注)に代表される大型鋳造品対応への積極的な設備投資などを通じ、非鉄砂型鋳造によるものづくりの可能性を拡げるべく周知啓蒙活動を続けておりますが、さらなる事業成長に向けた戦略として、高付加価値のものづくりで製造工法にとらわれない選択肢をお客様に提案をすることを模索しておりました。
一方STGは、国内及びグローバルで生産活動を行っているお客様に対して、現地で軽量かつ高精度な部品供給を行うことを主な事業内容としています。低炭素社会の実現に向けた世界的な活動の中で、軽量部品へのニーズは年々高まりを見せており、特に実用金属で最も軽いマグネシウムを利用した部品への注目度は高いものがあります。STGはマグネシウム合金部品については、長年の金型鋳造技術の蓄積により、自動車部品・精密機械部品など様々な分野の部品生産が可能であり、さらに広く普及しているアルミニウムを利用した軽量部品を希望されるお客様のニーズにも対応することで、事業領域の拡大を図っております。今回の業務提携により、STGは、試作領域でのバリエーション強化や、製造する部品の領域を拡大させる営業提案力の強化を期待しています。
当社においては、STGの保有するダイカスト工法の知見と海外工場における製造も視野に、量産提案力の強化を見込むことができるとともに、試作から量産まで、お客様のものづくりにおける最適な工法提案を通じて一層貢献することが可能となります。
STGにおいては、当社の保有する試作および品質担保ノウハウの獲得や、デジタルマーケティングも含めた積極的な営業展開を見込むことが可能となります。
今回の業務提携を通じて、両社は互いのサービスを各々のお客様に対して相互に送客することにより、販売連携を行ってまいります。
(注)ギガキャスト
大型の鋳造設備で複数のアルミ合金部品を1つのパーツとして成型し、大型の車体部品を生産する方法です。当社では自動車生産工程のギガキャスト化を見据え、試作段階での大型アルミニウム鋳造品の提案を強化しております。
2.今後の方針
当社とSTGは、相互の事業リソースを自社のリソースと同様に活用することで、お客様に対して従来は提案が難しかった領域や部品についても、積極的な提案を実施してまいります。また、技術面を中心とした人的交流により、相互の製造工法に対する理解を深めることで競争力を高め、両社の利益拡大を追求していきます。
3.業績への影響
本件における当社業績への影響は軽微であると見込んでおりますが、中長期的に両社の業績および企業価値の向上に資するものであると考えております。
【関連WEBサイト】
https://www.metal-casting.jp/diecasting/
【株式会社STG 概要】
1975年創業し、ダイカスト製品の表面加工等の事業を行う中、1985年にマグネシウムビジネスに参入。2011年に日本初のマグネシウム専業メーカーである株式会社TOSEI(現当社静岡工場)を子会社化したことで、金型設計・鋳造・機械加工から最終検査までの一貫体制を構築いたしました。
以降、実用金属で最も軽いマグネシウムを中心とした様々な工業製品の軽量化部品を製造加工することで事業の拡大をはかりつつ、中国・タイへとグローバル展開を行いました。
また、2021年にはマレーシアにあるアルミニウムダイカスト事業を行うSTX PRECISION (JB) SDN. BHD.を買収しております。
2019年に東京証券取引所TOKYO PRO Marketへ上場後、2024年に東京証券取引所グロース市場へ上場、低炭素社会の実現を希求し製品軽量化を進めたい国内外の大手製造メーカーに対し、軽量化部品を供給することで事業の拡大を目指しております。
所在地:大阪市八尾市山賀町6丁目82番地2
代表者:代表取締役社長 佐藤 輝明
設立:1982年6月21日
資本金:368百万円(2024年4月末)
売上高:5,242百万円(2024年3月期)
従業員数:56名 連結:827名(2024年3月末 臨時雇用者含む)
事業内容:金属部品鋳造及び加工事業
U R L:https://www.stgroup.jp/
【株式会社JMC 概要】
1999年、光造形方式の3Dプリンターを導入して製造業に参入。3Dプリンター出力による部品製造の事業規模が拡大する中、2006年に有限会社エス・ケー・イーを吸収合併し、砂型鋳造法による鋳造事業をスタート。3Dプリンターで培ったデジタル技術を背景に、職人の肌感で語られることが多かった鋳造を定量化することで、経験年数に依存せずに質の高い鋳造ができることを証明。業界に新たな進化を起こした。2015 年には産業用CTによる非破壊検査・測定を目的としたCT事業を開始。さらに、心臓カテーテルシミュレーター『HEARTROID』の販売でメディカル分野にも領域を拡げた。2016年東京証券取引所マザーズに上場(2022年の東京証券取引所の市場区分見直しに際して「グロース市場」を選択)。2021年からは、保有する技術力を生かして旧車のレストアパーツ製造・販売を開始した。
所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-5住友不動産新横浜ビル1F
代表者:代表取締役社長兼CEO 渡邊大知
設立:1992年12月18日
資本金:807百万円
売上高:3,640百万円(2023年12月期)
従業員数:174名(2023 年12月末 臨時雇用者含む)
事業内容:産業用3Dプリンターおよび砂型鋳造による試作品、各種部品・商品の製造、販売
産業用CTの販売および検査・測定サービス
医療機器等の製造・製造販売
U R L:https://www.jmc-rp.co.jp/
株式会社JMC(神奈川県横浜市、代表取締役社長兼CEO:渡邊 大知)は、株式会社STG(大阪府八尾市、代表取締役社長:佐藤 輝明 コード番号:5858 東証グロース)「以下STG」と、業務提携契約を締結いたしました。
今後、当社とSTGは、製造および販売の分野で両社の強みを活かしたものづくりを進め、相互の事業成長に向けた協力体制の確立、技術・人材交流などを積極的に推進してまいります。
1. 業務提携の背景および目的
JMCは3Dプリンター事業、鋳造事業、CT事業を通じて、お客様のものづくりをトータルでサポートするリーディングカンパニーを自負しており、主力の鋳造事業は業界の事業者数の減少が進む中でも、非鉄砂型鋳造による量産領域への領域拡張や、ギガキャスト(注)に代表される大型鋳造品対応への積極的な設備投資などを通じ、非鉄砂型鋳造によるものづくりの可能性を拡げるべく周知啓蒙活動を続けておりますが、さらなる事業成長に向けた戦略として、高付加価値のものづくりで製造工法にとらわれない選択肢をお客様に提案をすることを模索しておりました。
一方STGは、国内及びグローバルで生産活動を行っているお客様に対して、現地で軽量かつ高精度な部品供給を行うことを主な事業内容としています。低炭素社会の実現に向けた世界的な活動の中で、軽量部品へのニーズは年々高まりを見せており、特に実用金属で最も軽いマグネシウムを利用した部品への注目度は高いものがあります。STGはマグネシウム合金部品については、長年の金型鋳造技術の蓄積により、自動車部品・精密機械部品など様々な分野の部品生産が可能であり、さらに広く普及しているアルミニウムを利用した軽量部品を希望されるお客様のニーズにも対応することで、事業領域の拡大を図っております。今回の業務提携により、STGは、試作領域でのバリエーション強化や、製造する部品の領域を拡大させる営業提案力の強化を期待しています。
当社においては、STGの保有するダイカスト工法の知見と海外工場における製造も視野に、量産提案力の強化を見込むことができるとともに、試作から量産まで、お客様のものづくりにおける最適な工法提案を通じて一層貢献することが可能となります。
STGにおいては、当社の保有する試作および品質担保ノウハウの獲得や、デジタルマーケティングも含めた積極的な営業展開を見込むことが可能となります。
今回の業務提携を通じて、両社は互いのサービスを各々のお客様に対して相互に送客することにより、販売連携を行ってまいります。
(注)ギガキャスト
大型の鋳造設備で複数のアルミ合金部品を1つのパーツとして成型し、大型の車体部品を生産する方法です。当社では自動車生産工程のギガキャスト化を見据え、試作段階での大型アルミニウム鋳造品の提案を強化しております。
2.今後の方針
当社とSTGは、相互の事業リソースを自社のリソースと同様に活用することで、お客様に対して従来は提案が難しかった領域や部品についても、積極的な提案を実施してまいります。また、技術面を中心とした人的交流により、相互の製造工法に対する理解を深めることで競争力を高め、両社の利益拡大を追求していきます。
3.業績への影響
本件における当社業績への影響は軽微であると見込んでおりますが、中長期的に両社の業績および企業価値の向上に資するものであると考えております。
【関連WEBサイト】
https://www.metal-casting.jp/diecasting/
【株式会社STG 概要】
1975年創業し、ダイカスト製品の表面加工等の事業を行う中、1985年にマグネシウムビジネスに参入。2011年に日本初のマグネシウム専業メーカーである株式会社TOSEI(現当社静岡工場)を子会社化したことで、金型設計・鋳造・機械加工から最終検査までの一貫体制を構築いたしました。
以降、実用金属で最も軽いマグネシウムを中心とした様々な工業製品の軽量化部品を製造加工することで事業の拡大をはかりつつ、中国・タイへとグローバル展開を行いました。
また、2021年にはマレーシアにあるアルミニウムダイカスト事業を行うSTX PRECISION (JB) SDN. BHD.を買収しております。
2019年に東京証券取引所TOKYO PRO Marketへ上場後、2024年に東京証券取引所グロース市場へ上場、低炭素社会の実現を希求し製品軽量化を進めたい国内外の大手製造メーカーに対し、軽量化部品を供給することで事業の拡大を目指しております。
所在地:大阪市八尾市山賀町6丁目82番地2
代表者:代表取締役社長 佐藤 輝明
設立:1982年6月21日
資本金:368百万円(2024年4月末)
売上高:5,242百万円(2024年3月期)
従業員数:56名 連結:827名(2024年3月末 臨時雇用者含む)
事業内容:金属部品鋳造及び加工事業
U R L:https://www.stgroup.jp/
【株式会社JMC 概要】
1999年、光造形方式の3Dプリンターを導入して製造業に参入。3Dプリンター出力による部品製造の事業規模が拡大する中、2006年に有限会社エス・ケー・イーを吸収合併し、砂型鋳造法による鋳造事業をスタート。3Dプリンターで培ったデジタル技術を背景に、職人の肌感で語られることが多かった鋳造を定量化することで、経験年数に依存せずに質の高い鋳造ができることを証明。業界に新たな進化を起こした。2015 年には産業用CTによる非破壊検査・測定を目的としたCT事業を開始。さらに、心臓カテーテルシミュレーター『HEARTROID』の販売でメディカル分野にも領域を拡げた。2016年東京証券取引所マザーズに上場(2022年の東京証券取引所の市場区分見直しに際して「グロース市場」を選択)。2021年からは、保有する技術力を生かして旧車のレストアパーツ製造・販売を開始した。
所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-5住友不動産新横浜ビル1F
代表者:代表取締役社長兼CEO 渡邊大知
設立:1992年12月18日
資本金:807百万円
売上高:3,640百万円(2023年12月期)
従業員数:174名(2023 年12月末 臨時雇用者含む)
事業内容:産業用3Dプリンターおよび砂型鋳造による試作品、各種部品・商品の製造、販売
産業用CTの販売および検査・測定サービス
医療機器等の製造・製造販売
U R L:https://www.jmc-rp.co.jp/
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