JMC
ニュース

504.0 円+31.0(+6.55%)
11/25 15:30

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

2023/11/15 - JMC(5704) の関連ニュース。―アルミ一体成形でコストを削減、巻き返しを狙うトヨタ導入で関心高まる― 「東京モーターショー」から名称を変更し、4年ぶりに開かれた国内最大の自動車展示会「ジャパンモビリティショー」が10月26日(一般公開は10月28日)から11月5日まで東京ビッグサイトで行われた。世界的な電気自動車(EV)シフトを反映して、主役となったのは次世代EVのコンセプトカーで、トヨタ自動車 <7203> [東証P]は高級車ブランド「レクサス」で2026年に投入予定の「LF-ZC」などを披露した。この次世代EVを支えているのが「ギガキャスト」と呼ばれる新技術で、クルマ生

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

5704東証グロース

株価(11/25 15:30)

504.0 円
+31.0(+6.55%)

JMCのニュース一覧

次世代EVで脚光、効率化の切り札「ギガキャスト」関連が株高ロードへ <株探トップ特集>

配信元:株探
投稿:2023/11/15 19:30

―アルミ一体成形でコストを削減、巻き返しを狙うトヨタ導入で関心高まる―

 「東京モーターショー」から名称を変更し、4年ぶりに開かれた国内最大の自動車展示会「ジャパンモビリティショー」が10月26日(一般公開は10月28日)から11月5日まで東京ビッグサイトで行われた。世界的な電気自動車(EV)シフトを反映して、主役となったのは次世代EVのコンセプトカーで、トヨタ自動車 <7203> [東証P]は高級車ブランド「レクサス」で2026年に投入予定の「LF-ZC」などを披露した。この次世代EVを支えているのが「ギガキャスト」と呼ばれる新技術で、クルマ生産を大きく変えるとみられることから関連銘柄をマークしておきたい。

●EV事業の収益力向上に寄与

 「ギガキャスト」とは、溶融したアルミニウム合金で自動車の車体部品などを一体成形する技術で、部品点数や製造工程を大幅に削減できる鋳造技術のこと。これにより、生産工程やサプライチェーン(供給網)が大きく変わる見通しで、車載電池などコスト負担の大きいEV事業の収益力向上につながることが期待されている。

 トヨタは次世代EVで、車体をフロント、センター、リアに3分割した新モジュール構造「ギガキャスト」を採用する方針を示している。同社はキャスト化による形状自由度の向上でしなやかさを実現するとともに、一体成形によって締結部を低減することで剛性を高め、リニア(意のままに操れること)でより自然なフィーリングにしたい考え。また、モジュール化したフロント、センター、リアの3つの部品に、電池、モーター、タイヤ、無線端末をつけて自走させ、自走組み立てラインを構築してラインからコンベヤーをなくし、工場のレイアウトが自由になるなど変化への素早い対応が可能となることで、年単位に及ぶ量産に向けた準備期間や、数十億円にのぼる工場投資を削減できるという。

 世界で急速に普及するEVで出遅れている日本の自動車メーカーが競争を勝ち抜くためには生産工程の抜本的な見直しが不可欠で、今後は次世代EVを中心に「ギガキャスト」を採用したクルマが続々と登場しそうだ。

●導入加速にらみ取り組み活発化

 関連銘柄としては、 ダイカスト(溶かした非鉄金属の合金を精密な金型に高速・高圧で注入し、瞬時に製品を成形する鋳造技術のこと)大手のリョービ <5851> [東証P]が挙げられる。同社は9月、「ギガキャスト」に対応した超大型のダイカストマシンを、UBE <4208> [東証P]グループの機械事業会社であるUBEマシナリーに発注したと発表。24年度中には引き渡しが完了する見通しで、リョービは25年3月ごろに予定する試作サービス(設計、試作金型、試作品)提供に向けて、菊川工場(静岡県菊川市)での建屋新設を含めて準備を進めているという。

 JMC <5704> [東証G]は9月、新たな生産設備として大型低圧鋳造設備の導入が完了したことを明らかにした。低圧鋳造設備は、溶解した金属を高密度・高品質で製造するための鋳造設備で、自動車部品をはじめとする重要保安部品の製造に用いられる。今回導入した大型低圧鋳造設備によって自硬性砂型鋳造による大型鋳造部品の製造が可能となり、メーカーの「ギガキャスト」工法による量産に向けて大型試作品の供給体制を整備するとしている。

 アイシン <7259> [東証P]は9月に開催した中長期事業戦略説明会で、「ギガキャスト」技術を新たに導入する方針を示した。同社が想定するのはボディーの骨格部品での活用で、部品点数を50~120部品から1部品にまで減らすとしている。

●アーレスティなどにも注目

 ソディック <6143> [東証P]は、日本精機(名古屋市守山区)とダイカスト金型向け大型金属3Dプリンターの共同開発に取り組んでいる。ソディックが持つ装置開発力やサービス体制と、日本精機の造形技術や化学研磨液処理・メンテナンス用スケール除去液(装置)などの金型トータルサポート力を組み合わせることで、ダイカスト金型でのプリンターの活用領域拡大につなげたい考えだ。

 アーレスティ <5852> [東証P]はダイカストの大手。6月に行われた株主総会の質疑応答で「ギガキャスト」について、「アルミダイカストがEVの車体構造部品として適用されることへの大きな可能性を感じている」としたうえで、「引き続き状況を注視しながら、ギガキャスト導入の要否について判断したい」と述べている。

 このほかでは、グループ会社がアルミダイカスト部品を生産・販売している大紀アルミニウム工業所 <5702> [東証P]、自動車部品用アルミニウム材を手掛けるUACJ <5741> [東証P]、ダイカストマシンを製造・販売する芝浦機械 <6104> [東証P]、ダイカスト部品を自動車業界に提供しているPEGASUS <6262> [東証P]、子会社がアルミダイカスト製品を展開する大同メタル工業 <7245> [東証P]、ダイカスト製品メーカーをグループに持つ長野計器 <7715> [東証P]などの動向に目を配っておきたい。

株探ニュース
配信元: 株探

JMCの取引履歴を振り返りませんか?

JMCの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。

アセットプランナーの取引履歴機能とは
アセプラ(アセットプランナー)

アセプラを使ってみる

※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。

JMCの株価を予想してみませんか?

株価予想を投稿する

売買予想ランキング
株価値上がり・値下がりランキング
配当利回りランキング

ネット証券比較

みんかぶおすすめ