＜チャートの視点＞＝愛知鋼、各移動平均線が接近

　愛知製鋼<5482.T>は５日移動平均線（２７日時点：５７４円）と２５日移動平均線（同：５７９円）、７５日移動平均線（同：５７８円）が接近。前日には一目均衡表で、先行スパン１（２７日時点：５８４円）と先行スパン２（同：５４６円）で囲まれた範囲（雲）を上抜いており、テクニカル妙味が増している。３月１８日に年初来高値６１８円をつけたあとの調整では４月１日安値５５４円と４月３０日安値５５６円、５月２１日安値５５６円でサポートラインを形成し、足もとは戻り歩調にある。
　なお、同社はトヨタ自動車<7203.T>グループの一角で、燃料電池車「ミライ」向けに高圧水素用ステンレス鋼を供給しているほか、トヨタが４月６日に発売した「オーリス」の新型ターボエンジンには高強度コネクティングロッド用鋼が採用されている。

愛知鋼の株価は１４時現在５８３円（▼４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）