*08:29JST 前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクGが日経平均をけん引~
14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ソフトバンクGが日経平均をけん引
■H.I.S.、3Q営業損失 赤字縮小 ▲41.9億円
■前場の注目材料:東芝、首都高でローカル5G実証、分散型アンテナの有効性確認
■ソフトバンクGが日経平均をけん引
14日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。13日の米国市場はNYダウが70ドル安、ナスダックは39ポイント高だった。8月の消費者物価指数(CPI)は予想を上回る伸びとなったが、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ軌道を大きく修正する内容ではないとの見方となった。米長期金利が低下に転じたためハイテクが買われ、相場全体の上昇を後押しした。一方でNYダウは終盤にかけ景気悪化懸念などから下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比185円高の32635円。円相場は1ドル147円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになろう。日経225先物はナイトセッションの開始直後に付けた32440円を安値に底堅さが見られるなか、CPIの発表を通過後はリバウンド基調が強まり、一時32710円まで買われる場面が見られた。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を通過するまでは積極的な売買は手控えられるものの、ひとまず米CPIを無難に通過したことから、買い戻しの動きが意識されそうだ。
また、ナスダックに新規上場(IPO)する英アームは、売り出し価格が仮条件の上限で決まったと報じられている。当初は慎重な見方がされていただけに、ソフトバンクG<9984>への支援材料になると考えられ、日経平均をけん引することが期待される。また、米国ではCPI通過でハイテク株が買い戻されているため、これを引き継ぐ格好から、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などへの買い戻しが意識されそうだ。
日経平均は足もとでこう着感の強い相場展開が続いているが、緩やかに上昇する75日線が支持線として機能している。また、上値はボリンジャーバンドの+1σで強弱感が対立しており、レンジとしては32530円~32810円辺りが意識されやすいだろう。ただし、米CPI通過によるアク抜けが意識されてくるようだと、+1σ突破から節目の33000円をターゲットとしたトレンドに向かわせる可能性はあるだろう。積極的な上値追いは限られるだろうが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。
■H.I.S.、3Q営業損失 赤字縮小 ▲41.9億円
H.I.S.<9603>が発表した2023年10月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比64.1%増の1639.81億円、営業損益は41.90億円の赤字(前年同期は391.42億円の赤字)だった。国内旅行やホテル事業が持ち直し、赤字幅が大幅に縮小した。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(13813.59、+39.97)
・シカゴ日経先物は上昇(32635、大阪比+185)
・1ドル=147.30-40円
・SOX指数は上昇(3560.46、+19.37)
・VIX指数は低下(13.48、-0.75)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・東芝<6502>首都高でローカル5G実証、分散型アンテナの有効性確認
・ニデック<6594>TAKISAWA、TOBに賛同
・岩谷産業<8088>ステンレス・銅配管溶接で新技術、銅鉄合金溶加材活用
・ローム<6963>シリコンキャパシター参入、スマホなど向け小型化
・住友商事<8053>系統用蓄電所が北海道千歳市に完成、中古EVバッテリー活用
・日野自<7205>EVトラック攻勢、物流の担い手確保考慮
・三菱重<7011>水素ポンプ耐久確認、米で250時間運転
・パナHD<6752>太陽光照射で水素生成、電気不使用装置の研究開始
・凸版印刷<7911>北大病院と、医療従事者の説明業務支援、デジタルクローン活用実証
・日本冶金工業<5480>子会社に自動造管ライン新設、高機能材管を増強
・日本ガイシ<5333>系統用蓄電所、来年度事業化
・DIC<4631>近赤外線蛍光色素、MITのタグ技術に採用
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 7月機械受注(船舶・電力を除く民需)(前月比予想:-0.8%、6月:+2.7%)
<海外>
・10:30 豪・8月失業率(予想:3.7%、7月:3.7%)
・10:30 豪・8月雇用者数増減(予想:+2.50万人、7月:-1.46万人) <ST>
■ソフトバンクGが日経平均をけん引
■H.I.S.、3Q営業損失 赤字縮小 ▲41.9億円
■前場の注目材料:東芝、首都高でローカル5G実証、分散型アンテナの有効性確認
■ソフトバンクGが日経平均をけん引
14日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。13日の米国市場はNYダウが70ドル安、ナスダックは39ポイント高だった。8月の消費者物価指数(CPI)は予想を上回る伸びとなったが、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ軌道を大きく修正する内容ではないとの見方となった。米長期金利が低下に転じたためハイテクが買われ、相場全体の上昇を後押しした。一方でNYダウは終盤にかけ景気悪化懸念などから下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比185円高の32635円。円相場は1ドル147円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになろう。日経225先物はナイトセッションの開始直後に付けた32440円を安値に底堅さが見られるなか、CPIの発表を通過後はリバウンド基調が強まり、一時32710円まで買われる場面が見られた。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を通過するまでは積極的な売買は手控えられるものの、ひとまず米CPIを無難に通過したことから、買い戻しの動きが意識されそうだ。
また、ナスダックに新規上場(IPO)する英アームは、売り出し価格が仮条件の上限で決まったと報じられている。当初は慎重な見方がされていただけに、ソフトバンクG<9984>への支援材料になると考えられ、日経平均をけん引することが期待される。また、米国ではCPI通過でハイテク株が買い戻されているため、これを引き継ぐ格好から、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などへの買い戻しが意識されそうだ。
日経平均は足もとでこう着感の強い相場展開が続いているが、緩やかに上昇する75日線が支持線として機能している。また、上値はボリンジャーバンドの+1σで強弱感が対立しており、レンジとしては32530円~32810円辺りが意識されやすいだろう。ただし、米CPI通過によるアク抜けが意識されてくるようだと、+1σ突破から節目の33000円をターゲットとしたトレンドに向かわせる可能性はあるだろう。積極的な上値追いは限られるだろうが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。
■H.I.S.、3Q営業損失 赤字縮小 ▲41.9億円
H.I.S.<9603>が発表した2023年10月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比64.1%増の1639.81億円、営業損益は41.90億円の赤字(前年同期は391.42億円の赤字)だった。国内旅行やホテル事業が持ち直し、赤字幅が大幅に縮小した。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(13813.59、+39.97)
・シカゴ日経先物は上昇(32635、大阪比+185)
・1ドル=147.30-40円
・SOX指数は上昇(3560.46、+19.37)
・VIX指数は低下(13.48、-0.75)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・東芝<6502>首都高でローカル5G実証、分散型アンテナの有効性確認
・ニデック<6594>TAKISAWA、TOBに賛同
・岩谷産業<8088>ステンレス・銅配管溶接で新技術、銅鉄合金溶加材活用
・ローム<6963>シリコンキャパシター参入、スマホなど向け小型化
・住友商事<8053>系統用蓄電所が北海道千歳市に完成、中古EVバッテリー活用
・日野自<7205>EVトラック攻勢、物流の担い手確保考慮
・三菱重<7011>水素ポンプ耐久確認、米で250時間運転
・パナHD<6752>太陽光照射で水素生成、電気不使用装置の研究開始
・凸版印刷<7911>北大病院と、医療従事者の説明業務支援、デジタルクローン活用実証
・日本冶金工業<5480>子会社に自動造管ライン新設、高機能材管を増強
・日本ガイシ<5333>系統用蓄電所、来年度事業化
・DIC<4631>近赤外線蛍光色素、MITのタグ技術に採用
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 7月機械受注(船舶・電力を除く民需)(前月比予想:-0.8%、6月:+2.7%)
<海外>
・10:30 豪・8月失業率(予想:3.7%、7月:3.7%)
・10:30 豪・8月雇用者数増減(予想:+2.50万人、7月:-1.46万人) <ST>
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