丸一鋼管がマイナスに転じる、販売数量見直しで１５年３月期業績・配当予想を下方修正

　丸一鋼管<5463.T>は朝高で始まり、その後も堅調な展開となっていたが、前場終盤からはマイナスに転じ下げ幅を広げる展開となってている。１１時２０分ごろに、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高は１５２３億円（前期比１１．５％増）の従来予想を据え置きつつ、営業利益を従来予想の１９０億円から１７８億円（同１１．４％減）へ、純利益を同１３５億円から１３１億円（同４．７％減）へ下方修正したことが嫌気されている。建築向けや自動車を含めたユーザー向け需要が期待に反して低迷しているため、販売数量の見直しを行ったことなどが要因という。また、従来４８円を予定していた期末配当を４６円に減額し、年間配当を７１円（従来予定７３円）に引き下げるとしたことも悪材料視されている。
　なお、同時に発表した第３四半期累計（４～１２月）決算は、売上高１１３９億８６００万円（前年同期比１５．２％増）、営業利益１３８億７１００万円（同６．７％減）、純利益１０３億２２００万円（同０．４％減）だった。

丸一鋼管の株価は１１時３０分現在２７３７円（▼１６３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）