大阪製鉄が後場急上昇、１６年３月期最終利益と配当予想を上方修正

　大阪製鉄<5449.T>が後場急上昇。午後１時ごろに、１６年３月期の連結最終利益見通しについて、従来予想の４９億円から６８億円（前期比９．４％増）に上方修正したことが好感されている。連結子会社である新北海鋼業の清算結了に伴い、繰越欠損金の引き継ぎおよび債権放棄による税負担の減少などが要因。売上高５５０億円（同１８．７％減）、営業利益７８億円（同１４．７％減）については従来予想を据え置いている。

　また、最終利益予想の修正に伴い、従来２７円５０銭を予定していた期末配当を３７円５０銭に上方修正するとあわせて発表したことも好材料視されている。中間配当と合わせた年間配当は５０円（従来予想４０円、前期３５円）を予定している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）