出遅れの低バリュー株に見直し買いの動き、業績期待も重なり上値トライ
時価総額:83億円
PER:4.54倍
PBR:0.64倍
太平洋セメント系の建材大手で不燃建築材料や耐火二層管などを取り扱う。工業用材料として自動車部品の摩擦材やシール材なども手掛けるほか、セメントや鉄鋼、化学といった各種プラントに用いられるバグフィルター脱塵装置CKインジェクターで環境分野の開拓も。
業績面では第1Q実績で減収増益で経常利益は前期比34.5%増で着地、建設建材・工業製品ともに堅調に推移したとみられ、減収要因は建設工事の工期遅れによる期ズレ影響が大きかったとみられる。コスト低減から利益率が改善しており、11/7に控える中間決算にも期待感が高まる。
株価は9月下旬に200日移動平均線を上抜けて上昇トレンドへ転換。年初来高値1169円を窺いに行く値動きとなっている。とくに需給的に重しとなりやすかったとみられる1050円付近を突破したことにより、上値が軽くなり強含みの推移が期待される。決算内容次第では早々に年初来高値更新もあり得るとみる。