次世代技術開発に期待。
現在、EV(電気自動車)などにはリチウムイオンバッテリーが使用されているが、リチウムイオンバッテリーには内部に電解液が使用されていて、この電解液はバッテリーのショートなどで火花が飛んだときに、着火しやすいというデメリットを指摘されており、
また高温時、低温時など温度によって使用が制限されるものでもあった。
この電解液の部分をセラミックスに変えることで安全な不燃性とし、なおかつ高温から低温までの広い温度レンジで高い伝導性を維持できるようにしたのが次世代2次電池の全固体電池である。
電解液の代わりに入れるセラミックスは、同じサイズのバッテリーでもリチウムイオンバッテリーより電池容量を増やすことが可能。
同社も全固体電池関連銘柄の一角として、注目が高まっている。
さらに同社には中期的な期待材料に新しい通信規格の5Gでの活躍余地への期待感がある。
米Appleが5G通信対応の「MacBook」を開発中であり、2020年後半には発売予定との噂。
アンテナ素材は他社のような金属製ではなく、5G性能を向上させるためにセラミックを使用すると噂されているそうだ。
以上のことから製品化への道が開ければ一段とセラミック製品のデジタル機器への応用用途が拡大していくため、同社の活躍余地は今後数年で劇的に高まっていく可能性があると考える。