黒崎播磨、今期最終を8％上方修正・最高益予想を上乗せ、未定だった配当は280円実施

　黒崎播磨 <5352> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比28.3％増の59.4億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の73億円→79億円(前期は56.5億円)に8.2％上方修正し、増益率が29.1％増→39.7％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の36.4億円→42.4億円(前年同期は29.2億円)に16.5％増額し、増益率が24.5％増→45.0％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は280円実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比20.1％増の22.9億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の8.8％→8.1％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　Magnesita Refratarios S.A.株式の売却に伴う投資有価証券売却益の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益について、前回発表予想を増額修正しています。

　当期の年間配当予想額は、連結配当性向（30%程度）を踏まえ、前期（『※』記載のとおり換算した後の年間配当金1株当たり170円）に比べ110円増配の1株当たり280円とし、期末配当予想額を1株当たり180円といたしました。※当社は、2017年10月1日付で当社普通株式10株を1株に併合しました。これに伴い、2018年3月期の年間配当金の合計は「－」として記載しています（同第2四半期末の配当金を当該株式併合を踏まえて換算した場合、2018年3月期の年間配当金は1株当たり170円となります）。